学校法人「森友学園」(大阪市)が大阪府豊中市で開校を計画した小学校を巡り、国の補助金約5600万円をだまし取ったとして、大阪地検特捜部は31日、前理事長の籠池泰典(64)=本名・康博=と、妻の諄子(じゅんこ)(60)=同・真美=の両容疑者を詐欺容疑で逮捕し、豊中市の自宅を捜索した。今後、府や大阪市から補助金など計約6600万円をだまし取ったとする詐欺容疑でも取り調べる。

 国有地払い下げに端を発した疑惑は、学園元トップの逮捕に発展した。特捜部は、近畿財務局の職員らが不当に安く国有地を売却した背任容疑での告発も受理しており、籠池容疑者から売買の経緯を聴く。

 

 逮捕容疑は、両容疑者は設計業者の幹部らと共謀し、2016年2月、小学校の建設工事費を約23億円、設計費を約1億5200万円とする虚偽の契約書を国が委託した一般社団法人に提出し、17年2月までに国の補助金5644万円をだまし取った、としている。

 

 国土交通省によると、補助金は木材を生かした建築を対象に工事費と設計費の一部を補助する仕組み。

 

 特捜部は、実際は工事費は約15億円、設計費は約3400万円で、籠池容疑者らが補助金を水増し請求したとみている。

 

 特捜部は両容疑者の認否を明らかにしていない。籠池容疑者はこれまでの取材に、「(補助金の申請は)設計業者が絵を描いた」「契約書の金額は知らなかった」などと関与を否定していた。

 

 建設工事を巡っては、学園が「約23億円」「約15億円」「約7億円」という3種類の契約書を作成し、国や府などに提出していたことが発覚。高松市の男性が今年3月、籠池容疑者を補助金適正化法違反の疑いで告発したが、特捜部はより罪が重い詐欺容疑で逮捕した。学園は国の命令を受け、3月末に全額を返還している。

 

 特捜部は設計業者や建設業者らを任意で聴取し、6月19日には学園本部がある塚本幼稚園(大阪市淀川区)などを捜索。7月27日には両容疑者から任意で聴取したが、2人はほぼ黙秘していた。

 

 学園を巡っては、小学校用地として国有地を鑑定評価より8億円以上安い1億3400万円で購入していたことが2月に発覚。安倍晋三首相の妻昭恵氏が一時、名誉校長に就任していたこともあり、国会で問題になった。

(毎日新聞)【三上健太郎、岡村崇】

 

 

 

 

 何か、補助金詐欺容疑だけを優先している感じがするのだが・・・

まぁ、補助金に関しては完全にOUTだけれど。

 

国有地値下げの問題は?昭恵の問題は?なにかないがしろにされてる感じが・・・維新が援護射撃してないがしろにしてる感じもしないでもないが・・・こちらの追及も徹底的にしてほしいのだが・・・

 

 

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