妊娠12週で分かったトキソプラズマ陽性疑惑。
妊娠初期検査の採血結果に一つ陽性の項目が。
はて?トキソプラズマとは??
なーんも知らない。
妊娠についての本を読んでも書いてあるのは数行だけ。気をつけてね。ぐらい。
え?生肉?
ユッケ?レバ刺し?いつ最後に食べたか分からないぐらいの期間食べてない。
猫?
実家で飼ってて18歳までは一緒にいたけども。
私、今36歳。しばらく猫と触れ合ってない。
フランス人に多いみたいなんだよね〜と先生が。
…って、どう見ても私、フランス人じゃないでしょ。日本にいるし、フランス式の生活なんて微塵もしてない。知らない。
突然始まったトキソプラズマな妊娠生活。
後に知ったのだけど、厚生労働省が定義する妊婦健康診査のうち、標準検査としている項目にトキソプラズマは入っていないんだよね。
なので病院によってする、しないの違いがあるみたい。
私が通っていた病院では初期検査として、標準検査に加えてトキソプラズマ検査が入っていたので分かったけど、検査項目になかったらたぶん出産後まで分からなかった。
(…いや、異常がなければずーっと分かってないのかも?)
初期検査の検査結果には、こう書いてありました。
トキソプラズマ抗体IgM
判定 (+)H
Index 1.35H
より詳しく感染状況を確認するため、
トキソプラズマIgG抗体を調べることに。
このIgG抗体検査、なんと保険が効きません。
妊婦の検査だから自費、というわけではなく、
研究対象の検査で検査できる機関も少ないです。
(なぜ?研究対象なら尚のこと3割負担にしてよ、と思ったのはナイショの話。)
そして、検査機関を病院でしっかり選定してもらわないとたった一つの抗体を検査するだけで50,000円ぐらいかかります。
(私の場合は先生が、高いよね〜色々調べてみるね〜と仰ってくれ、探していただいた結果、20,000円ほどで済みましたが。それでも高い…。)
加えて検査結果出るの時間かかります。
(理由は知らん!)
IgM抗体の検査を聞いた日に再度採血し、IgG抗体検査へ。
20日ほどかかって分かったIgG抗体検査の結果は、
トキソプラズマIgG抗体 48
トキソプラズマIgG抗体アビディティ 0.28
どうやらこの結果は妊娠初期感染を疑う数値のようです。
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)育成疾患克服等総合研究事業(名前長い…)によるレポートによると、アビディティ数値が低値→妊娠初期感染を疑うとチャートに書いてあります。
(気になる方は見てみてね。)
実際、診察していただいていた大学病院の臨床教授ですら初期感染なのか、既住・慢性感染なのか断定する事が出来ませんでした。
(専門医の意見も聞いてみようと日本に1人だけ?と言われる先生のところへ尋ねるのですがこちらは別の機会に。)
初期検査のIgM抗体の結果を聞いた日から母子感染を防ぐための予防薬を飲む生活が始まります。
そちらは次のお話で。
症例数も少なく、検査をいくらしても断定出来ないことが多いです。
偽陽性ということもよくあります。
いきなりトキソプラズマ陽性と言われると不安ですよね。私も不安でした。
私の出産での日々がトキソプラズマについて調べている方の少しの助けになりますように。