薬膳&風水
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更年期というと女性の言葉のイメージですが
男性にもあります。
男性更年期障害 というものも存在します。
中医学
中国最古の医学書 「黄帝内経」
こうていだいけい
には
年齢で
女性は ７の倍数で
男性は ８の倍数で
変化していくといわれています。
そしてピーク、身体や生殖機能が最も充実する時期を
女性は ２８歳
男性は ３２歳
とあります。
その後はだんだんとピークを過ぎると
生命力の根源 「腎」が弱り始め少しずつ
様々な不調や老化現象が現れてきます。
「腎」というと西洋医学的な腎臓 だけの概念ではないです。
中医学的な 「腎」は
単に腎臓のことだけでなく、成長、発育、生殖、老化にかかわる
ホルモン分泌や 自律神経、免疫経の機能
いわゆる生命の 「根源」 に当たる大事なものとしております。
この男性の８の倍数で
０歳 誕生
８歳 永久歯や髪が伸びる
１６歳 思春期 生殖機能の充足 精通を迎える
２４歳 男性の身体が出来上がる。筋骨がしっかりする
３２歳 身体が最も充実する 肉体的ピーク
４０歳 抜け毛のトラブルや衰えが見え始める 老化の始まり メタボ など
４８歳 しわ 白髪が目立ち始め、精力が衰え始める
５６歳 筋力が落ち、男性機能の低下 体の衰えが見え始める
６４歳 歯や髪が抜け始める 意欲の低下
とあります。
これはそれぞれの生活習慣でもかなり変わってきます。
だいたい４０代半ばから６０代７０代
人により違いはあると思いますが少なからず
誰でも変化を伴います。
強く症状が出ることを、日常に弊害が出ることを
男性の更年期障害 と言いますが
ホルモン
テストステロンの低下で
心身に様々な症状が引き起こされます。
（LOH症候群） 加齢男性性腺機能低下症候群
このホルモンのテストステロンの働きは
・性機能を正常に保つ
・骨や筋肉を増強する
・認知能力や理解力を高める
・新しいことをチャレンジする意欲、精神力を保つ
なのでこのホルモンが低下することにより
身体では
・勃起不全
・倦怠感
・肥満
・頻尿
・筋力低下 骨量低下
精神症状は
・無気力 焦燥感
・性欲低下
・不眠
・記憶力低下、意欲低下
・疲れやすい 不眠
などが出てきやすいと言われております。
また年代的にも人それぞれですが
仕事に責任のある時期だったり
家族で、子供の成長、進学問題、親の介護など
いろんな事が重なる時期ですね。
女性だけが更年期というイメージが強い世の中ですので
なかなか言いにくい、こともあるかと思います。
ですが私たち女性も男性の更年期をよく理解し
イライラしているのも、クヨクヨしているのも
また疲れやすく、無気力なことなど更年期かもしれないと
家族や職場、周りで少し理解があると男性も
こころ強く、安心できますね。
男性自身も そういう体の流れがあることを
よく知って、自分だけだと落ちこまないでくださいね。
男性は女性より、自分体について人に話すことなど少ないと思います。
女性は毎月の生理などで自分の心身と向き合うことが多いですが
男性はそういうこともなく、突然 更年期のような症状に悩まされること
が多いと聞きます。
生活の養生や食材をぜひ使って
若々しく、少しでも元気で年齢を重ねていってほしいです。
ということで大変長くなり申し訳ございません。
養生は基本的なことになりますが
・睡眠の確保
なるべく夜は夜更かしなどせず、早めに寝ることをお勧めします。
・過労を避けましょう
・リラックスする時間を積極的に持つ。
・自分の好きなことを少しでもする
・ツボ養生 簡単自自宅で押せるツボです。
湧泉 ゆうせん
足三里 あしさんり
腎愈 じんゆ
薬膳で「腎」を養う食材
えび、にら、栗、黒豆、黒ごま、牡蛎、豚肉、うずらのたまご、
イカ、たこ、クルミ、松のみ、クコの実、黒きくらげ、ひじきなど海藻類
しいたけ、ラム肉、黒きくらげ、ウナギ、すっぽんなど
ぜひ身近にスーパーで売っているもので毎日の食事に
プラスしてみてください。
今日も読んでいただきほんとにありがとうございます。
明日も穏やかでよい一日になりますこと願ってます。
芍薬
新庄さおり
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