寒暖差で体調を崩されていないでしょうか。

今年は3月になってからまた寒の戻りが厳しいですね

 

京都は昨日は少し晴れていましたが今日は一転

雪が舞って風も強いです

 

今日はかぜの時の中医学的  タイプ別の養生をお伝えさせていただきます。

大まかに

 

①よく言われる青いかぜ (風寒タイプ)

症状

ぞくぞくして悪寒や透明の鼻水、舌のコケが薄い 白い、

くしゃみ、軽い咳

節々の痛みや無性に肩がこる、

かぜのひき始めのような症状

早くにしっかり温めて 入りかけた寒邪を出す、寒邪を発散させましょう

◎食材は

ねぎ、しょうが、三つ葉、紫蘇、ニンニク、シナモン、七味、山椒など

お味噌汁にいれて、熱々にして飲んでください。

汗がうっすらかけたら OKです。

できるだけあたたかくして休んでください。

 

 

 

 

 

②よく言われる赤いかぜ  (風熱タイプ)

症状

のどの痛み、発熱、微熱でも、熱ない場合もある、

熱はないが体が熱感ある、頭痛、鼻水黄色、

舌先が赤い、舌のコケやや少し黄色、など

体の熱を冷まして 風邪の熱邪を出し発散させて追い出しましょう

◎ミント、きゅうり、菊花、緑茶、バンラン茶、

レンコン、大根、豆腐、トマトなど

 

熱いお風呂など、温めすぎると悪化しますので

ほどほどに、冷えすぎないようにして休みましょう。

 

 

 

 

③よく言われる黄色い風  (風湿タイプ)

症状

おなかに来るタイプ。

下痢、胃痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、お腹が張るなど

◎食材

紫蘇、梅干し、みょうが、春雨、など

少し胃腸を休ませながら、下痢をしている場合は

脱水になるため

適時お塩などとりつつ

お味噌汁にシソの葉やみょうがなどいれてすすりましょう。

 

 

 

 

①②③

これらは風邪の初めの段階途中までです。

風邪はどんどん症状が変化していきます。

最初はゾクゾクして寒気のだった寒い風邪が

次の日や数日後には高熱になって熱くなっていったりします。

なので食材や養生も変化させていかなければなりません。

 

最初のうちに風邪の邪気を出してしまうと

体の奥へ奥へと入り込まずに

1日ですっきりしたりもします。

こじらせない最初の初期段階がとっても大事です。

 

ちょっと寒いかも?  ちょっと喉痛いかも?

ちょっとお腹ゆるいかも?

となってきているうちに対処しましょう。

 

早め早めが肝心です。

 

春本番まであともう少し

寒暖差を乗り切って

明るい穏やかな春本番には元気でいれますよう

願っております。

 

芍薬

新庄さおり