ある日
わたしは想った




嘘やごまかしがない
思いやりのある世界を
創ろうと















小さい頃から
矛盾が嫌いだった





交換日記をしてた友の誕生日に
クラスで私だけ
呼ばれなかった




私も行きたい





そう言ったら





もう人数が入らないから
無理




と言われた






小さいながらに、
「29人も30人も変わらないやろ」
そう思う私がいた





交換日記は
嫌いな人とするものなのか?
疑問が生まれた












小さい頃
とても絵の上手な子がいた





休み時間になる度に
その子の前に列ができ
友達たちは自由帳に絵を描いて
もらってた




休み時間なのに、
休みなく大変そう…




そう思ったわたしは、
その流行が去る頃
描いてもらおうと思った





ある日、流行も去り
その子に絵を描いてもらった




それをみて
クラスの子たちは
今頃なに描いてもらってるの…




と、ヒソヒソしてた
あなたたちだって描いてもらってた
じゃない
なにがどう違うの?




また疑問が生まれた














行動の矛盾
心の中にあるものと
口からでる言葉の矛盾




そんな矛盾に
小さい頃から
戸惑いがあった












大人になって
ある人がこう言った





さおちゃん、
この世界は
矛盾ばかりなのよ















ある日わたしは想った






矛盾のない世界は創れないのかも
知れないけれど
自分の心には正直な世界は創れるはず





わたしはそんな世界を創る







そう想った時に
あることを理解した












あ…この世界は
ピラミッド形式になってて
上層部がいい思いをするようにできてるけど




この世界を牛耳ってる人たちは
自分たちの世界を創る!に
成功した人たちなんだと







それなら
わたしだけでなく
誰にだってできるはず





わたしはこんな世界を創る!





そう、腹を括り
想いを現実化させたなら





そんな世界は
簡単にできるんじゃないかと
想ったのだ






そして、わたしは
ピラミッド形式の世界から
抜け出した










世界は一つのようで一つではない





全から個でなく







個が集まって
全となる









この世界に
「個」として
立ててる人は
どれだけいるだろうか










「個」の中には
叡智と情報が眠ってる





そのあなたの中に眠ってる
叡智と情報は





あなた自身が見つけない限り
眠ったままになる












ある日わたしは想った






これは新築を建てることと
一緒なのかも知れないと





すでに建ってる家を買うのは
行動をその家に合わせなくてはならない






自分で間取りを決めた家は
行動に家が合わせてくれる









箱の中で小さく生きるのか
自分で動きやすい箱をつくるのか








コロナは
それを教えてくれてるのかも知れない











ある日わたしは想った






こんな嘘の世界はもう懲り懲りだ













何度人間として生まれても
この世界から争いは消えないじゃない


















ある日わたしは死んだ





死んだと言っても
本当に死んだわけでなくて
意識が肉体の死を体験した







怖いことはなかった
ただ感じたことは





温もりを
もう直接感じることができないのは
寂しいな





まだ死ぬわけにはいかないな





















ある日わたしは想った






皆の中に眠ってる
愛という言葉では
言いあらわせられない
あの心の震えを
掘り起こせたら





どんなに素敵な世界が
現れるんだろうか













ある日わたしは想った






そんな温かな世界を
見てみたい












ある日あなたは想った






「わたしも自分の想いから世界を創ってみよう」













ある日地球は想った





「わたしはそんな人たちの箱になろう」