卒園式






1人だけ何が起きてるのかわからない






ただ数ヶ月前からクラスのお友だちや先生たちの何か空気感は感じ取っていたと思います






集団生活は得意だけど、発表会やセレモニーのような状況が掴めないことは苦手なリッキー






感動よりもみなさんに迷惑かけないか不安でいっぱいでしたアセアセ







でも子どもたちが一人一人呼ばれて、卒園証書を緊張しながら受け取り終わりかと思ったら、なんと受け取った後、親御さんの前まで行き、感謝の言葉を述べるんですびっくり







反則だろ笑ううさぎ






ママ、いつも美味しいごはんを作ってくれてありがとう






とか泣くうさぎ泣くうさぎ泣くうさぎ







私めちゃくちゃ料理下手なくせに、リッキーは喋れないから全部自分ごとのように受け取ってしまい、もう涙腺崩壊えーん






ハンカチもバスタオルも持たずに行ったことを後悔し、隣のママにティッシュを恵んで貰いました笑い泣き







そして最後がリッキーの番ですお願い






いつもリッキーをサポートしてくれていた副担任の先生に支えてもらいながら歩いて園長先生のところへ花






きっと受け取らないで床にポイ捨てして大爆笑でもして終わるんだろうと覚悟してたものの昇天







笑いながらもちゃんと落とさずに受け取って笑ううさぎ泣くうさぎ笑ううさぎ泣くうさぎ






その後は投げ捨てないように先生に持ってもらいつつも私のところに来て歩く







てっきり先生がなんかちょうど良さそうなこと代弁してくれるのかなと思ったら






なんと代わりにハグで挨拶をしてくれました泣くうさぎ泣くうさぎ泣くうさぎ泣くうさぎ






先生ーなんという計らい泣くうさぎ泣くうさぎ泣くうさぎ泣くうさぎ







思い出しても泣けるえーん






リッキーがどこまで状況がわかってるかはわからないけどどんな言葉より重みがあって感動しましたえーん






マミーには喋れなくたってこのハグはじゅうぶんどころかそれ以上です泣くうさぎ




卒園という概念もわからないし、現状なにごとが起きてるのかなリッキー






1番リッキーを混乱させたのが、節目節目の卒園児起立、着席の儀式です笑ううさぎ






この号令がかかるたびにみんながゾロっと立ち始めて解散かと勘違いするリッキーはその場を立ち去ろうとして止められて、はてなマークはてなマークはてなマークになってました笑ううさぎ






そんな落ち着かないリッキーにずっと構ってくれていた、いつもリッキー大好きと言ってくれるお友だちうさぎのぬいぐるみ






お友だちのママがずっとカメラ向けてるのにずっとリッキーの相手をしてくれて、ママが娘のカメラ目線が撮れずで私は心の中で土下座をしつつアセアセ







あー、もうこのお友達とも会えなくなってしまうのかと思うと涙が止まりませんでした泣くうさぎ泣くうさぎ




副担任の先生への花束贈呈は副担任の先生をほぼ独り占めしたもんなようなリッキーといつもリッキーを可愛がって、リッキーが来ると大喜びしてくれるお友だちが担当してくれました立ち上がる立ち上がる






片手で歩くにはまだまだ不安定で体重がかかってしまうのに嫌がらずにリッキーを最後までサポートしてリッキーが転ばないように歩いてくれたお友だちお願い




そして最後は担任の先生へ、園児1人ずつ一輪プレゼントしたのですが、1人で歩けないリッキーをお友達がまたサポートしてくれてリッキーも無事先生に渡すことができましたお願い




渡した後は先生がハグしてくれて、一言ずつ子どもたちに子どもたちの素敵なところや未来へのエールをくれました泣くうさぎラブラブ





帰りは私も後ろにつくことなく、3人で席に戻って行く写真をみて、カメラマンさんが書いてくださったように、改めて子どもたちの自立の一歩を感じましたお願い





リッキーは1人で出来ることがあまりないですからみんなの輪の中に入れてもらって式に参加させてもらえるだけでありがたいと思っていたけど、リッキーに出来ないことを先生だったり、子ども同士で補って、本当に一員になっていて改めて、クラスの先生や、お友だち、園に言葉にはできないくらいの感謝の気持ちで溢れましたお願い







重症心身障害児を受け入れるというのはかなりの不安と覚悟がいると思います。ましてや有名な病気でもなく数多い病気でもないので得体の知れなさに尚更ハードルは高いと思います。







もちろん入るまでも悔しい思いや不安は正直いっぱいありましたし、ここまでリッキーが受け入れてもらえるとは想像もしてなかったので、これは本当に本当に先生方の努力とそして保護者のみなさまのリッキーを受け入れようとする気持ちと子どもたちへの対応が本当にリッキーの環境を素晴らしいものに変えてくれたと感謝してもしきれません。






すぐに諦めていたらこんなに素敵な人たちに巡り合うこともありませんでした。






そしてリッキーがいなかったらこんなにいろんな経験も感情も学ぶことはありませんでした。







道を切り開く努力と成長することを教えてくれたリッキーにも感謝ですうさぎのぬいぐるみ







これから先も障害児じゃなかったら経験しなかったであろう悔しいこと、辛いこと、きっとたくさんあると思うけど、それ以上に得られるものがあると知った私は過去の無知でただの泣き虫だった私よりきっと何百倍も強くなったと思います飛び出すハート飛び出すハート







こどもたち、卒園おめでとう立ち上がるキラキラキラキラ