「だからA君も汚いゴミなんだ。」と、
思うようになっていったんだと思います。
でなければ小学一年生のうちから、
学年199人で、
A君一人を無視イジメしたり。
汚い物イジメしたりしないでしょう。
はい。宮川君。
「A君のお父さんはどうしたんだ。」
「運動会のとき。お母さんと一緒に、
観覧席の後ろにいなかったのか。」ですか。
運動会が行われたのが、
土曜日だったたことから。
夜勤あけだった。
A君のお父さんは家で寝ていて、
運動会は見にもきていなかったそうです。
はい。賀来さん。
「学校は何もしてくれなかったのか。」ですか。
それは現在《いま》と変わらず。
学校と教育委員会は。
何もしてくれなかったようですよ。
クラスの皆が楽しく大縄跳びをしている隣で、
A君が一人。
縄の端を柱に縛り。
誰も飛ばない縄を回していても、
見て見ぬふりだったみたいです。
はい。向井君。
「それでA君は小学一年生から、
不登校になったのか。」ですか。
はい。なりました。
当然ですよね。
小学一年生のうちから、
存在していないかのように無視され。
汚い物のように思われ。
扱われてきたんですから、
学校なんかにいきたがるわけがありません。
とくにA君の場合・・
お母さんが責任を感じ。
自ら命を絶たれたのですから。なおさら・・