小説 観察日記☆種2-4 | ブログ文庫

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フィクションです。

「だからA君も汚いゴミなんだ。」と、

 

思うようになっていったんだと思います。

 

でなければ小学一年生のうちから、

 

学年199人で、

 

A君一人を無視イジメしたり。

 

汚い物イジメしたりしないでしょう。

 

はい。宮川君。

 

「A君のお父さんはどうしたんだ。」

 

「運動会のとき。お母さんと一緒に、

 

 観覧席の後ろにいなかったのか。」ですか。

 

運動会が行われたのが、

 

土曜日だったたことから。

 

夜勤あけだった。

 

A君のお父さんは家で寝ていて、

 

運動会は見にもきていなかったそうです。
 

はい。賀来さん。

 

「学校は何もしてくれなかったのか。」ですか。

 

それは現在《いま》と変わらず。

 

学校と教育委員会は。

 

何もしてくれなかったようですよ。

 

クラスの皆が楽しく大縄跳びをしている隣で、

 

A君が一人。

 

縄の端を柱に縛り。

 

誰も飛ばない縄を回していても、

 

見て見ぬふりだったみたいです。

 

はい。向井君。

 

「それでA君は小学一年生から、

 

 不登校になったのか。」ですか。

 

はい。なりました。

 

当然ですよね。

 

小学一年生のうちから、

 

存在していないかのように無視され。

 

汚い物のように思われ。

 

扱われてきたんですから、

 

学校なんかにいきたがるわけがありません。

 

とくにA君の場合・・

 

お母さんが責任を感じ。

 

自ら命を絶たれたのですから。なおさら・・