正直なところ、
セリシンって何
栄養素かなにか
くらいのまっ更な状態で聞きに行ったのです。
お話をしてくださったのは、
京都工芸繊維大学名誉教授の原三郎先生。
関西から全国を飛び回って、
マルベリー(桑の葉)とセリシンについてお話をしてくださってる先生です。
お話はユーモアもたっぷり、
大切な情報もたっぷり、
あっという間に3時間が過ぎてしまいました。
まだまだいっぱいお話を聞きたい、
そう思える講座でした。
大学時代は100分の講義は長くて長くて仕方なかったのに…
昔は農家はお蚕さんを飼っている家も多かったといいます。
今では、蚕、絹、桑、どれも、普通には馴染みの少ないものになってしまいましたね。
先生のお話を聞いて、
なんてもったいないことをしてるんだろうって思いました。
まず、桑の葉は健康にとても良い素材です。
毎年増え続ける糖尿病患者とその予備軍。
嵩み続ける医療費問題。
桑の葉はその問題を解決する手段としての可能性を十分に備えています。
もちろん、生活習慣を見直さずに桑の葉に頼るのではなく、
努力をしながら、
その努力が報われる手助けをしてくれる強い味方になると思うのです。
そしてセリシン液。
最初、なんで2本立てなの
って考えてしまいましたが、
そうか
桑と言えば、お蚕さん。
お蚕さんといえば、繭。
深い縁のあるものなのでした。
セリシンにも大きな可能性を感じました。
皮膚の再生能力を上げてくれるセリシン、
美容はもちろんのこと、
痒みや褥瘡で悩む方々を苦しみから救ってくれそうです。
今まで研究なさってきたことを、
わたしたちに惜しみなくお話してくださって、しかも、
セリシンの抽出の仕方まで教えてくださった原先生。
そのお考えの寛大さにも感動しました。
参加して本当に良かったです。