こんにちは。のださおりです。
セラピストとして学びを深めるほどに
幼少期から今にいたるLife Storyの中に
心と身体を健やかに、そして私らしく
生きるヒントや答えがあると感じます。
【私を知る旅 My Life Story】
私の人生を振り返ることで
私の世界観、死生観、価値観などを
表現できたらと思います。
#04 小学生時代②
母の童話「さおりちゃんの赤い靴」
熱を出したり咳で寝込んだり
ベッドにいることが多かった私に
母は絵本や自分が書いた物語を
よく読んでくれました。
中でも大好きだったのが
「さおりちゃんの赤い靴」。
よく通っていたおばあちゃまの家からの
帰り道、道路の側溝に足を取られて
お気に入りの赤い靴がドブにポトン。
ショックでずっと泣いていた私に
母が作ってくれた物語です。
ドブに落ちてしまった赤い靴が
さおりちゃん(私)のことを案じながら
大冒険して、最後は私の元に帰ってくる
というお話だったと思う。
病気がちで、空想が大好きだった私は
その大冒険に胸を躍らせて
ベッドでコホンコホンと咳をしながらも
「赤い靴は今どこで冒険しているかしら」
とワクワクしたものです。
文章を書くのが好きで
童話作家になりたい、と思っていた母。
私と妹のために紡いでくれた物語は
どれも可愛らしくて夢があった。
赤いチェックのノートに
きれいとは言えない
母の独特の手書きの文字。
心の宝箱の中の
特別な思い出です。
→ 小さな妹の笑える思い出 に続く