これでいいのか?モザンビークの身分証明書 | ♥つゆ子のReal Africa Life♥

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TCE(Total Control of Epidemic/HIV・AIDSの啓発活動 in Africa)の活動を通して得た経験、感じた事、人との出会いを記していきたいと思います^^*


ご無沙汰です、つゆ子です!


いやー、最近モザンビークもかなり暑くなってきました!!


1週間前までは、日中は真夏のような暑さにもかかわらず

深夜・早朝は真冬か???って思う寒さやったけど

「初夏がきたなぁ・・・!」って感じるぐらい

夜も寒さを感じずに眠れる様になってきました。


きっと、10月下旬日本に帰国した時は真黒になってると思います。(・∀・)w






いやー、そんなこんなで、今日はモザンビークの身分証明書についてちょこっとお話したいと思います。



まずは、こちらをご覧ください!



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これは、とある女性の身分証明書です。



モザンビークの身分証明書は両面に情報がぎっしり入っています。

自分のNo(パスポートのNoみたいな感じ! 9桁+アルファベット1字がスタンダード!)

名前、性別、生誕地、誕生日、両親の名前、独身か既婚か、身長、ID登録日と場所、指紋などなど。



そして、この身分証明書の中央より下に何やら手書きで書いてますよね?

ここは署名欄なので、自分のサイン書くのが一般的!!!

・・・というか、それをする以外選択肢がないですよね。



この女性の署名欄には、「Nao sabe assinar」って書いています。



意味は「署名の方法を知らない」つまり「字を書けない」ということを意味します。



彼女は字を書けないみたいで、おそらくIDを発行した職員が「字を書けない」とそこに書いたようです…。



**余談***********************


モザンビークの識字率は、

  全体:54.0%

  男性:69.5%

  女性:40.1%

と発表されています。(2008年度)

http://africa-rikai.net/edudata/MOZAMBIQUE.html


女性は5人に2人は読み書き出来ない計算になります。



自分自身「あぁ、この人全く読み書き出来ないんだ/正しい読み書き習得してないんだ・・・」

と思わされる機会にはよく遭遇します。



ポルトガル語初心者の私でも突っ込みたくなる単語の綴りミスや文法ミスはよくある話し。



また、以前Sujinと一緒に任地近くのマーケットでアンケート活動を行った時

そこで働いているティーンエイジャーにアンケート用紙を配布したら

恥ずかしそうに「僕、字読めないんだよね…。」という子に何人も出会った。


ポルトガル語自体はある程度習得しているようで、私がアンケートの内容を読み上げると

その子達はアンケートの内容に的確に答えてくれた。


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あと、署名以外に自分が疑問に思う所は「1月1日生まれの人が異常に多い」ことです。


TCEに派遣された時、事務作業をする機会が多く、特にワーカーの履歴書整理をする機会が何度もありました。


その時感じた事は異常なまでに1月1日生まれが多いこと。


20人分の履歴書を見たら、1人は1月1日生まれじゃないのか?って言うぐらい多い。


初めはその異常な状況に気付かずに「1月1日生まれメッチャ多くない?バリおめでたいやぁん(・∀・)!!」とか言ってたら

同僚に「その人たちは自分の誕生日知らんから1月1日を自分の誕生日に設定してるんやで。」って冷静に突っ込まれた。





他にも、仲良いワーカーの身分証明書を数枚見せてもらったら全部誕生日違うかったり・・・

(↓同一人物の身分証明書!!)


IDその1:1989年11月27日生まれ

IDその2:1989年10月27日生まれ

IDその3:1990年11月27日生まれ


こんな感じ・・・(^^;)






猛者は、自分の名前の綴りを平気で間違って登録してるIDを所有している人も見かける…。





モザンビークっていう国のテキトーさが顕著に表れてるなぁって思う。

自分自身の存在を証明するIDですらこんなにテキトーで良いのかって。




そんな事実もあるんだよーって事をお伝えしたくて、ちょこっとブログのネタにしてみました。



以上!!



帰国まで71日!!



Beijo



♥Tsuyuko♥