『独創は喜びなり』 | ☆さをりひろば OLIVER☆

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四日市のさをり工房(織物教室)です。
2013年4月12日スタートしました☆。

7月6日。
年に一度の指導者養成講座in名古屋。
今年もお手伝いに行って来ました。そのご報告。



今年はなんと言ってもコロナ禍アセアセ
参加者もいつもより少なく、スッカスカのソーシャルディスタンス配置。

午前中は城哲也代表(今年からね、英二さんからバトンタッチされて代表は息子のてっちゃんになりました。)の講演。

これがなかなかありがたいお話なのよ真顔
スタッフとして受付に座りつつ、めっさメモ取りながら学んでしまったわよニヤニヤ

自分の覚書のためにも、いいお話なので書いときます下矢印下矢印下矢印


みさをさんがさをりを始めた時のお話なんだけどね。

経糸をわざとたくさん抜いて激しく『傷物(昔は1本でも糸が抜けると傷物扱いされたんだって)』の帯を作ったら珍しがられて高値で売れて。
素敵な『ガッツリ傷物』マフラーを作ってデパートに納品したらガンガン売れちゃって。
いい感じに商売できて来た頃に、お客さんからオーダーが入り始めたんだって。

そしたらみさをさん、デパートで売るのをパッタリ辞めちゃった。

自分の中から湧き出すアイデアで、好きに織ってたのに、オーダーに合わそうとすると自分の織りたい物とギャップが出て来て。
面白く無くなって、折り合いがつけられなくなっちゃったんだね。

みさをさん、『独創とは喜びなり』ってのが根っこにあって。

世の中は、流行があるとそれを量産する傾向があって、同じものを世の中に溢れさせることに違和感があったそうな。

その後、弟子が出来て。弟子の6人に機械の使い方とか簡単な手ほどきして好きに織らせると、6人共に個性があり、びっくり。

教えない。手本ない。必要ない。

ってのはここから来たんだねー。

教える、手本があるというのは、同じものを作らせる。オーダーで織らせるということと同じこと。

さをりは、自己表現。だから自由でいいんだよ。って話でした。

あとまだたーくさん、良い話があったんだけど、抜粋してこんだけは書いとこう!ってとこだけ報告しときます。
(これぐらいしか覚えてないって話もあったりなかったり。笑)

やっぱすごい人だね、みさをさんってニヤリ

で、今回は参加者が少なかったので、色々アットホームに報告しあったり。

作ってる作品をたくさん持って来てくれたところもあったり下矢印下矢印下矢印




人形もマスクね、コロナ禍なんでニヤニヤ


皆してましたゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホ

午後は実技編。


学校や施設等のビギナーさんの講習会なので、経糸整経や、織りを学んだり、仕立てを実践したりします。

今年はほぼマンツーマンキラキラ
なので皆さん結構じっくりやれてたのではないかと!。
(なんとなく監督業で、働けてないオレアセアセ

そして仕立て部は、


巨匠が一馬力笑い泣き

これが本当にスーパーお仕立てテクニック披露会でした。
受講生もびっくりポーンハッ私もびっくりポーンハッ
たった1時間で服ができてしまうすごい時間でした。



3時過ぎに総括の時間。
昼からの二時間で、経糸作りから始めてこんなに織れちゃうとか、ビギナーなのに凄すぎる。と毎年思うびっくりびっくりびっくり


皆早い。

そして仕立て部の方も、


帽子も服もできちゃう2時間。

ミラクル星な時間が流れる1日です(笑)。

いつもはたくさんの人でごった返してて、わさわさしてるんだけど。
今年は、参加者さんともよく関われたし、じっくり皆取り組めてなかなかいい研修会だったなー。

コロナ禍のおかげだなー。(とポジティブに思うことにする。)


私もスタッフ参加だけど、年に一回、初心に帰る大事な一日でした。

『独創は喜びなり』
上矢印上矢印これ大事。肝に銘じようニヤリニヤリニヤリ。。。