毎年この時期、『指導者養成講座』っちゅーのが名古屋のネットワークセンターで開催されます。
さをりに関わる学校の先生や、作業所の職員さん達がさをりを学びに来るビギナー向け講習なのです。
とりあえず、スタッフ側で参加してきましたが!。
毎回学びの精神。
午前中はさをりの創始者、城みさをさんの次男坊の城英二代表(←うちの業界のボスですな。)の基調講演。
そので、毎年登場してくるのがこちら。
みさをさんの織った帯。
左の帯、タテ糸が1本だけ抜けてたんだって。
そしたら帯屋に傷物扱いされて、門前払いをくらい。
『なら、わざわざたくさん抜いたるねん。』
と思って、右のを織ったんだって。
そしたら帯屋が手のひら返して大絶賛。
珍しい技法の帯を高値で売れる!
って言ってくれて。
キズからヒントを得て、
キズが模様になった瞬間。
さをりの誕生だったわけですよ。
お手本が無いさをりは失敗は無い。
何してもオッケー。
どこまでも『模様』なのです。
失敗が無いさをりには、上手い下手も無く。
なので、師もなく弟子もないの。
毎回同じことをこの研修で聞くけど、
毎回本当に大事なさをりの根っこだなと思って聞きます。
なんだか今年は代表の話が沁みましたわ。
この沁みた話、詳しく聞きたい方は、あすか熱弁するのでいつでもどーぞ。
あ。
いつでもと言いつつ、どんどん忘れていきそうなので、聞きたい人は出来るだけ新鮮なうちに言ってね。
午後は、仕立てとか整経や織りなどの実技の講習もあったんですが。
代表達に我が社の不具合糸車をお直ししてもらえたのが何よりだった!。
直し方もきっちり教わったし。
これで、台や糸巻車の不調も自分でメンテナンスできるぜ。
今年の研修会も実り多き1日だったーー。。。
・・・あ、ちゃんとスタッフとしてのお手伝いもしましたよ。それなりに。。。