こんにちは

さおりです!

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今日は私の体験談をシェアしたいなと思い、ブログを執筆しています。

というのも、とても前向きな意味で“経験値”を得たので(後でお話しますが、その“経験値”を得るまでがかなり大変だったので…)もし同じ体験をすることになった方に少しでも役に立てば…という思いでシェアさせて頂きます。

実際に、私自身もその経験を終えるまではネットなどで情報をかなり漁っていたので…。


※このブログには、下剤やお手洗いの話が含まれます。苦手な方や閲覧される方はタイミングをお考え下さい…(いや、そこまでリアルには描いていないので大丈夫かと思いますがw)

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大腸内視鏡検査を受けることになったのは、約一ヶ月前の胃腸内科初受診での問診から始まりまさした。

出血があるが、その初診でできる範囲の検査では原因が突き止められないから…と。

でも、予約がいっぱいで、実際に内視鏡検査を受けられるのは一ヶ月先…。私自身“待つ”ことが基本的に苦手なので、仕事しながらもオフの日も毎日毎日不安であった。

「何か病気があったらどうしよう」←こればかり。

でも、予約できるのはこの日しかないから、とにかく耐えた。


いざ検査日が近付くと、今度は“くだされるかもしれない検査結果”よりも“検査日までの準備(下剤)”や“検査そのもの”の心配の割合が多くなってきた。

気分悪くなったらどうしよう…

検査後にフラついて倒れたらどうしよう…

体の中にカメラ入れるから、万が一腸が傷付いて搬送されたりしたらどうしよう…

…と、私のチキンっぷりがどんどん露呈されていく。

でも、受けないままよりも受けて早期発見か、良くて「検査しても何もなかった」と分かる方がはるかにマシだと思い、逃げたくなる気持ちを抑えて検査日を迎えることにした。

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<食事>

大腸内視鏡検査までは、3日前くらいから食事を制限し始める。

※ちなみに、基本的に昨今の私は朝食を食べない生活(建前上、昼食と兼用としている)


【3日前】
昼食:食パン2枚、ヨーグルト
夕食:まぐろの漬け丼、牛肉のしゃぶしゃぶ、味噌汁、玉子焼き

【2日前】
この日は仕事。
昼食:塩にぎり、ホットドッグ、ヨーグルト、インスタント味噌汁(ワカメだけ)
夕食:ご飯、まぐろのたたき、味噌汁(豆腐のみ)

【前日】
この日も仕事。
昼食:ゼリー飲料、バナナ1本、インスタント味噌汁(汁だけ)、プリン、ヨーグルト、ランチパック(たまご)2枚(1パック)
夕食:味噌汁(豆腐のみ)、おかゆ、プリン、カステラ


夕飯を20:00頃に終わらせ、「マグコロールP」を21:00までに飲んだら…そこから絶食となる!

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<下剤の服用>

【前日】
夕食後、21時までに「マグコロールP」を飲むことが最初のミッション。

50gの粉薬を、200mLの水に溶かす。

私はPM8:45~55の間に飲み干した。
味は、まぁスポーツ飲料のような甘味があってマズくはない。

絶食なので、その後は白湯を飲んで過ごす。  


日付が変わる頃までに、少しお腹が動いてきたかな?くらいに感じていたが、急いでお手洗いに駆け込むまでではない。普通に入浴を済ます。

だが、検査当日に病院に提出する用紙に「マグコロールP服用後に何回お手洗いに行ったか」を書かなければならないので、「これ、何とかして出ないといけないのでは…?」と思い、もう少し起きてみることに。いや、結構待った。気付けば3時くらいになっていた。

AM1:40に一旦お手洗い行けているので、「次の日は内視鏡検査あるし睡眠はしっかりとっておきたい」と思って床に就く。

そしたら…
グルグルグルグルーーー!!!
体を横にした途端にお腹が動き出した。

「いや、今かよ!」
「寝たいんだよ、ワシは…!!」
そう願うも、ゴロゴロとお腹が動くのでお手洗いに行きたくて仕方なくなる。

結局、AM3:47、AM4:00とお手洗いへ。

その後、何とか眠れたことがスゴいと思えるくらいにお腹が動いていた。

そして、起床後AM8:30にお手洗いに行ってから、次の下剤へ…


【当日】
次は「ニフレック」を服用することから一日が始まる。

粉薬がパックの中に入っていて、それを2リットルの水で溶かす。それを2時間目安に飲みきらねばならない。

うん、正直マズい。決して美味しくはないし、グビグビ進まない。起床時喉が乾いていたが、最初の2~3杯でもう辛くなってきた…

しかも、お腹が動くように立って!動いて!と事前に言われていたので、座ってゆっくり飲むことができない。

しんどい…しんどい。
マズい、これ全て飲みきれないぞ??正気か?

Amazon Alexaで、好きなEDMや洋楽POPSを流して無理矢理ノラせる、自分を。

結局、2時間きっかりでは飲みきれず、8:40~11:00まで掛かった。


ニフレックを1リットル飲んだ辺りで、ガスコン錠を1錠飲む。


でもね、スゴいんだなぁ~下剤って。

①AM9:25
②9:42
③9:48
④10:03
⑤10:08
⑥10:13
⑦10:18
⑧10:28
⑨10:40
⑩10:55
⑪11:30
⑫12:50
⑬13:10

…ここまでの過程で、普通の「透明な水」までになった!マジでスゴい…

午前中だけで約15回もお手洗いに行っている…

ものすごくポジティブに考えるならば、「これで腸の中を一掃できたぞ!」と思えた。ある意味デトックスw


最終的に、2リットル全てを飲み切った。
全力で自分を褒めた!

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<いざ病院へ>

13時過ぎに病院に到着。
他にも4~5人検査を受けるであろう患者さんがいる。

コロナウイルスの対策で熱を計り、一旦お手洗いへ…。そこでお手洗い後の状態をナースさんに見て頂くのだとか…!!

「お手洗い後は、流さずにボタンを押してチェックしてもらって下さいね」と言われて、そんなこと普段しないからビックリしたが、検査をきちんと遂行するために見て頂くのだ、しかと受け止める。そして、実行した。


検査着に着替える。ボトムスは、お尻の部分に穴が開いた使い捨てのものである。

血圧を計るが「いつもの数値ですか?」と聞かれるも、明らかに数値が高い…いつもよりそれぞれ10以上高い。超・ド緊張しているのがバレバレだ。

近くでは、脈拍や酸素濃度を観察する装置の「ピッ…ピッ…」という音が聞こえる。想像の中では完全に手術室だ。

ヤバい…緊張してきた……
その様子を見て、ナースさんが「横になりましょう」と誘導して下さった。


そしたら…また….
グルグルグルグルーーー!!!

またお腹が動き出した…
そう、私は緊張するとお腹がすぐ連動するんだった。

ナースコールのボタンを押す。
「すみません…お手洗いに……行きたいです…」

緊張していることをナースさんに話し出す私…
手先がキンキンに冷えてきた…

怖い…手術前のようで怖い…
怖くて吐きそうだ。いや、吐かないが。

お手洗いから戻って、ナースさんに掛けていただいた毛布の柔らかさに癒された。その生地をモニモニと確かめるように必死で握っていたのはこの私。


昨今ハマって読んだり見たりしているアニメ「鬼滅の刃」の竈門炭治郎のセリフが出てきた「頑張れ炭治郎…!」それが自分の名前に変えて頭の中で繰り返す始末…「頑張れ…………頑張れ、さおり!」←(それを後で旦那に話したら笑われたがw)


人間、未経験のものに対しては恐怖心でいっぱいになるものだ。その恐怖心が、次なるネガティブな想像を呼び起こす。

だから、ナースさんが様子を見に来て下さった時に聞いた。「気分悪くはならないですか?」「皆さん、また自力で着替えて帰られるのですか?」などなど…。
それに対しての回答は、全て「大丈夫ですよ。私も受けましたが鎮静剤を打つと眠くなって、気が付けば検査が終わっていましたから!」

ソワソワしながらも、段々自分の検査が近付いていることを察する……


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<検査>

検査を行う院長先生が現れた。
「もしポリープなどがあれば、切除します。この先遠出などの旅行などはないですね?」と伺うので「は…はい、仕事以外の予定はございません」

…予めナースさんが針を指していたところに、ドクターが鎮静剤・鎮痛剤を打つ。

「寝ろ、自分!」
「余計なものは見ずに、目を閉じていろ!」
そう自分に言い聞かせた。


検査が…始まっている…
痛みもない、気分も悪くない。

何かを考えてはいたが、かといって完全に寝ていたわけではない。最後の方は、カメラが上腹部をゴニョっと通過するのが分かった。


「終わりましたよー!」と言われて目を開ける。
ナースさんが「意識はあったのですね!」と仰って、「いやぁ、お騒がせしました…」と一言(汗

お腹の動きを止めているので、不快感もなく過ごせている。そのまま、先に聞いていた通り約一時間そのまま横になった状態で移動先の部屋でベッドで横になる。

「終わった、終わったんだ…よく頑張った!!」

その間も意識はあったし、時折目を開けて周りの様子を見ることもあったが、検査前のドキドキはどこへやら…落ち着いている自分がそこにいる。


約一時間休んだら、ナースさんが声を掛けて下さり、ゆっくり起き上がって、ゆっくりベッドから降りて、着替えのために一緒に移動する。

「(あぁ…体が重いな…ボーッとする)」

更衣室に着いて、しばしそこの椅子に腰掛けてしまった。体が鈍っている。

ゆーっくりと着替えを終わらせて、待合室へ…

ちょっと待たされたが、その間先に検査を終えられた方が「ポリープ切除したので1万◯千円のお会計です…」などと受付の方に言われている様子を見ていた。

さて、私はどうだったのだろう…

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<検査結果>
少し内壁に凹みが見られるものの、ポリープなどはなく、普段の食生活やお手洗いでもっと自分の身体を労って、あとは錠剤の服用で様子を見ることに。

また何か異変はない限りは、2~3年は様子見で大丈夫とのこと。


良かった…本当に良かった!
何事もなくて良かった。

準備や検査直前のメンタルこそ大変だったが、検査した上で「大きな異常はなし」と言われたことで報われた。

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<帰宅>

ちょっと体の重さが抜けず、たまたま休日だった旦那に迎えに来てもらって一緒にゆっくり帰宅した。

帰宅後も、しばらく座ってしまうと動けず…夕食は旦那や息子にお願いした。

腸をすっからかんにしたし、しばらく絶食していたこともあって、消化に良いうどんだけを食べた。でも、そこそこお腹は空くが。

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<検査を受けてみて>

仕事していても、食事制限も工夫すればコンビニ食でもなんとかなる。

「ランチパック(たまご)」は、事前の食事で使える優秀アイテムであることが分かった!

音楽が好きな方は、ニフレック服用時に音楽を掛けて自分をノラせることをオススメします♪

昨秋に実は胃カメラ(鼻から)を経験していますが、検査時の大変さを考えると私は胃カメラの方が壮絶だったので(喉の反射が強いもんで)、大腸内視鏡検査ははるかにマシ。

下剤を飲んでどう眠るか?と、ニフレックの不味さだけは覚悟。

ポリープ切除などがなかったので、保険適用で6000円くらいの検査費用でした。

まぁ、年齢も年齢なのでこの経験は決してマイナスではなかったから、結果オーライ。

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これから検査される方などに少しでもこの経験が役に立てば…と思っています!

何より、普段からの食生活や日常生活で自分の身体を考えることが大切ですね。


コロナウイルス、風邪、インフルエンザ…の感染症も含めて…

#StayHealthy で!!!


さおりでした✨(о´∀`о)