こんにちは松田さおりです
これから初めて販売にチャレンジする方や、今よりもっとスムーズに営業したいという方に向けて、
『それって、今買えますか?』と言われて売れるハッピーセールスをお伝えしていくために、まずは自分史ブログ書いてます
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ついに社会人生活スタート
『こんな仕事がしたい』というような明確な夢はなかったものの、小さい頃から、
『一生バリバリ働きたい自力で稼いで生きていきたい』
と思っていた私。
ようやくそのスタートに立てたと思うと、不安も然り、どちらかというとワクワクが勝っていました
入社したのは家から歩いて15分ほどのところにある、社員100人未満の、いわゆる”中小企業”のメーカー。
そこの一般事務として採用されたわけですが…。
さすがは不景気
その年の新入社員は、私と製造部に高卒で入社した男子の、二人だけでした。
たった一人の事務員の私には、きちんとした「新入社員研修」もなく…。
先輩OLの方に出迎えられ、とりあえず私のために用意されたデスクに案内されると、
『仕事しながら少しづつ教えていくから、ボチボチ覚えていってもらったら…。』
とのこと。
あまりの社会人スタートの緩さに、戸惑いつつ辺りを見わたすと…。
シーンと静まり返った事務所には、社長、管理職、営業、の男性が合わせて10人ほど。
そこに私を含めて6人のOLがいました。
まず感じたのは…ビックリするほどに、活気がない
そして笑顔がない職場
霊感はありませんが、その「場」の「気」を感じやすい私。
なんかこの事務所…「気」が落ちてる…
心がざわざわして居心地悪い感じが…
いやいや、今、たまたまかも
みんな仕事中だし、ましてや笑顔がないなんて
オフィスなんてどこもそんなものじゃない…
そうは思ったてはみたものの、それまで接客や販売など、『明るく笑顔元気』みたいなアルバイトをしてきた私にとっては、あまりにも活気のないその空間に、驚きと違和感しかありませんでした
そして、新入社員ということで、先輩たち一人ずつにご挨拶にまわるのですが、どの方もみんなうつむき加減で軽く会釈をして、小さな声で早口に『よろしく…』と言うのみ。
『まずは、事務所にいる人の顔と名前を覚えてくださいね。』
と言われましたが…。
みんなうつむいてて、顔、見えへん~~~
とりあえず座席順で覚えようと思い、自分のデスクに戻るやいなや、メモ帳に事務所のデスクの位置とそこに座っている方の名前をメモしました
後はひたすら終業時間の17時まで、先輩の働く姿を眺めながら、じっと席に座り…。
初日終了~
これは…。
こんなに暇で大丈夫なのか
いやいや、まだ初日だし、きっと手加減してくれたんよね
明日からどんどん忙しくなるんよね~
そう思いながら家路につきました。
そして…1か月が経ちました。
《教えてもらった業務内容》
朝・昼のお掃除(玄関・事務所・食堂・休憩室・トイレなど)全般
FAXの受付・処理
電話応対・伝言メモの書き方
来客のご案内・マナー
納品書の作成
納品書の発送
月末の出荷実績の集計
営業さんの実績グラフの作成
…以上。
一見たくさん仕事があるようですが、実際は日々納品書の作成と少しの電話応対くらい
最初は初めてなのでスピードも遅く、時間がかかっていたことも、1ヶ月も経てば仕事の質もスピードも上がってくるもので…。
暇~~~
そして時計はまだ14時~
今でこれ…この先どうすんねん
新しい仕事をどんどん教えてもらえると思いきや、隣にいる先輩も斜向かいにいる先輩もみんな暇そう
ダラダラ仕事をしながら、なんとか時間を使い切っている感じ。
当然、私に仕事なんて振ってもらえない
これはもはや、『”やりがい”がない』なんてレベルではない
『”やること”が、ない』
『私…この会社に必要…仕事ないのになんで採用されたんやろ…。』
持て余した時間を使い、月別に書類を保管するためのファイルを作成すると、暇すぎてたちまち5年先の分までストックができてしまい…
そのうえ辛かったのが、毎日先輩が発するマイナスの言葉が耳に入ってくること
人は、忙しいとお互い協力しあい、暇だとお互いに不平不満が生じやすい、ということは往々にしてありますが、まさにそれだったのではないかと思います
隣りの席の先輩OL二人が、絶えず上司や同僚の悪口を言っているのでした
自分のことを言われているのでなくても、『マイナスの言葉を聞き続ける』ということがこんなにしんどいことだとは…
もちろん、自分のこともいわれてるんじゃないか…という不安も無意識にあったのかもしれませんが
とにかく、『暇、笑顔がない、マイナスの言葉が発せられる』=『暗い』ことで、その事務所の「気」が落ちていたことはことはおそらく間違いなく
入社後3ヶ月経つ頃には、自分でもびっくりするくらい元気がなくなっていました。
今までどんな時も、友人の前では明るく振舞ってきた私ですが、久しぶりに再会した友人から、
『さおちゃん、なんか暗いで大丈夫…』
と言われるまでに
そして、日曜日の夜、TVで『サザエさん』が始まると、明日から仕事に行くのが嫌すぎて、自然と涙が出てくるように…
(ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、これを『サザエさん症候群』と言うそうです同じような境遇の方が、きっとたくさんいらっしゃるのでしょうね)
自分でも、ここまでの精神的ストレスは初めてで…これは重症だと思いました
親からは『石の上にも3年』とか言われるに決まってるし、基本的には自分もカンタンに音を上げるようなことはしたくない…
どうにかこの状況を変えれる方法はないだろうか
いろいろ考えて、思いついたのが、
『アフター5(懐かしい)を充実させること』
何か楽しいことや趣味ができれば、”そのためのお金を稼ぐ”ために、やりがいのない仕事も割り切ってできるかもしれない
まずは、気持ちの切り替えを試みることにしたのでした
さあ、何から始めようかな~
続く。
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