こんにちは松田さおりです
これから初めて販売にチャレンジする方や、今よりもっとスムーズに営業したいという方に向けて、
『それって、今買えますか?』と言われて売れるハッピーセールスをお伝えしていくために、まずは自分史ブログ書いてます
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母が家を出て、朝の家事全般をすることになった私。
毎朝の家事として、
3人分のお弁当、
朝ご飯、
洗濯回す&干し、
お風呂掃除。
対して、長女と双子(かおり)は日々交代で、
洗濯取入れ&たたむ、
晩ご飯、
…以上。
いやいやいやいや
家事のボリューム、違いすぎやろ~
人間として同じ姉妹として、こんな不平等な役割分担、よう考えたな~
怒るというより、もはやその横暴さに驚きやわ
しかしながら、我が家ではとにかく稼ぐ者の立場が強い
私は、『学生=家計に貢献していない』、という扱いになり、有無を言わさず決定されたのでした…
朝の家事をするのに、何がしんどかったって、朝の5時半起き…
高校生までも、そんな時間に起きたことない
でも、みんなの出勤時間に弁当と朝ご飯を間に合わせようと思ったら、5時半に起きないと間に合わなくて…
最初はこの慣れない早起きが辛くて…
しかも、本来自分のことだけならゆっくり起きても間に合うというのに、家族のために早起きさせられて…。
しかもその家族はというと、ギリギリまで寝て、それでも眠そうに起きてくる
なんで私だけ毎朝家事せなあかんねん
大学でできたお友達はみんな、優雅に楽しく通ってきているのに対して、自分は…と思うと、より一層みじめに思えました
家事を始めて一週間ほどたった時、家族への怒りが収まらず、その当時付き合っていた年上の彼に、ポロっと愚痴をこぼしました。
すると彼から出た言葉は、慰めでも同情でもなく、あっさり、
『早起きね、最初はしんどいけど2週間もあれば慣れるよ』
というひとことでした。
たしかに、彼は交代勤務の仕事で、朝4時起きもあったりする仕事を何年もしている人でした。
その人に言われると…。まあ、たしかにそうなんだろうな…と。
それまで、早起きがしんどすぎて、強引に家事を押し付けた家族に対して怒り、怒りの感情でイヤイヤやるからさらにしんどい、という悪循環になっていたのですが、
ジタバタしようが泣きわめこうが、逃れられない状況なんだから、どうせならラクに楽しくやりたい。
早起きに慣れてしまえば、そんなに苦痛じゃなくなるのかも…。
それに、どうせやるならイヤイヤじゃなく、楽しくやりたいし…
と、なんだか前向きな気持ちになってきたのでした。
逃れられない問題には取り合わず、
どうすればできるか、
解決できること=早起きが苦痛じゃなくなること
に、目を向けさせてくれた彼のひとことには脱帽で、今でも感謝しています
そして私は決意しました
『やらされるのはしんどいから、自分が調子に乗って”朝の家事をやる!!”と宣言してしまい、やるハメになった』
と、思いこむ事にしました
ダイエットでもなんでも、宣言してしまったらやらざるを得ないし、自分が決めたことなら腹も立てようがないし…。
よっしゃそうと決めたからには頑張るで~
と、気持ちを切り替え、一生懸命朝の家事に取り組み始めたのですが…。
夜、家に帰って、台所のごみ箱を見ると、今朝作ったお弁当の中身がそのまま捨てられています。
え暑さでいたんで(腐って)たでも、私のは大丈夫だったし…。
多少気にはなりましたが、そのままスルーし、翌朝も早起きして一生懸命家事を
夜ごみ箱を見ると、また捨ててありました。
さすがに何だろうと思って、姉たちに聞くと…。
『彩りが悪い』
『詰め方が下手やから寄り弁(中身が片側に寄ること)しててぐちゃぐちゃでマズそう』
『具が貧相で開けるのが恥ずかしい』
とのことでした…。
ほんなら自分で作り~や
私かて初めて作るんやし、最初からうまくできるわけないやろ~
ほんと、姉妹というのは容赦がない
もしそうだとしても、せめて外で捨てて来い
というか、食べへんのならすぐさま弁当をやめて、毎日外で買ってくれ
その方が私も楽なんじゃ~
(汚い言葉、お許しください。間違いなくこの時はそう思いました!)
瞬間的には、はらわたが煮えくり返る思いでしたが…。
ハタ、と…。
『朝の家事、自分でやるって決めたんよね…?』
『それなら何言われたって、投げずに頑張らないと…』
という心の声が聞こえてきて…。
悔しいのと情けないのとで、涙が溢れてきました
『絶対喜んで食べてもらえるお弁当作ったる』
翌日、さっそくお弁当のレシピ本を買いに行き、毎日少しずつおかずのバリエーションを増やしていきました。
また、彩りを良くするための食材の使い方や、詰め方も研究し、晩御飯の残り物のアレンジおかずなど、食材を無駄にしないことも心掛けるようになりました。
(なにせお弁当って、「保存がきく&冷めても美味しいもの」を作らないといけないので、普通に料理を作るのとは違って、難しいですよね…)
1ヶ月が過ぎたころ、ようやく文句がなくなってきました。
決して『美味しい』とか『今日の良かったよ~』なんて、褒めてくれたりはしなかったけど
ま、文句がないなら悪くはないってことかなと、一安心。
でも、実はもうそんなこと、どうでもよくなっていました。
私自身が、キレイで美味しいお弁当を作ることに、やりがいを感じ始めていたのです
やっぱり、同じやるなら、自ら進んで一生懸命やった方が楽しい
捨てられたお弁当を見た時のショックは忘れられないけど、あそこまでの事がなければ自分は適当にお弁当を作って、なんの成長もしていなかったに違いない…。
そう思うと、鬼のような姉妹にも、感謝ができたのでした
そして何より、自分は家の手伝いをしてる方だと思っていたけど、朝の家事はほとんど母がしてくれていたことに気付け、いつも当たり前のようにしてもらっていたことにも感謝が湧きました
母よ、ありがとう
でも…。
早く帰ってきて~~~
続く。
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