赤ちゃんにテレビを見せるのは、

視力や発達に影響するのであまり良くないみたいに言われていたり、

1日の視聴時間が2時間以内なら特に問題はないと言われていたり、

いろいろな説がありますが、

 

私自身は一応映画関係の団体の代表でありますので、

我が子の初めての映像体験を特別なものにしたいなと思い、

 

たいちゃん(息子。現在約1歳半)には極力テレビを見せないようにしていたんですね。

 

 

義妹のミナちゃん(たいちゃんより約二カ月年上の女の子、メイちゃんのママ)が

「おかあさんといっしょ」のことを「おかいつ」と略すくらい

「おかあさんといっしょ」に親しみだしても、

 

友人S(たいちゃんより約一カ月年上の男の子のママ)が

「おかあさんといっしょのまことお兄さんにハマった」と、

子ども番組に出てくるイケメンにハマるという

育児あるあるな言動をしだしても、

 

「私、歌のお兄さんとか興味ないから」(何様?)と、

頑なにテレビは見せなかったし見なかったんですね。

 

 

 

東京大学出身の、

バカみたいに頭がいい年下の友人Tというのがいるんですが、

どのくらい頭がいいかというと、

 

たとえば私や周りの人が解けなかったクイズ7問をLINEで送ったら、

「今起きた」というLINEをくれた後、

寝起き3分くらいで全問正解の回答を送ってくるような子なんですね。

 

 

この子はいったい赤子の時にどういう育てられ方をしたのだろう、

どうしたらこんなに頭がよくなるんだろうと思って、

お母さんに聞いてみてくれとお願いしてみたら、

 

「よう覚えとらんけど、モーツァルトとか流してたかなって言うとったで」

 

とのことだったので、

 

私は来る日も来る日も何カ月も、

アレクサでモーツァルトだけを流し続けました。

 

 

 

 

 

 



 

そしてモーツァルトしか聴いていない私は病んだ――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時LINEでの言動がおかしくなってたらしく、

友人Tが心配してくれまして、

友人Tのお母様も、

「ちょっとおかしくなってるかもしれんから、気をつけて見ておいてあげてや」

と友人Tに言ってくださったらしく(お母様ありがとうございます…)、

 

友人Tが我が家に共通の友人と共に夜遊びに来てくれることになったんですけど、

その時友人Tに送った私のLINEがこちらです。

 

 

「こんな感じのタイムスケジュールで動いているので、勝手に入ってくつろぐ感じでよろ。

16時から17時台…たいちゃんあやしながら離乳食作り。

18時から18時半の間、たいちゃんに離乳食あげる。1時間くらいかかる。この時自分も食べる。

19時くらい。終了後たいちゃんを着替えさせ、テーブルと床を拭き台所の洗い物をする。
たいちゃんのお腹が空いてそうならミルクを飲ませる。

19時過ぎ、たいちゃんお風呂に入れる。夫がいたら夫が入れてくれる。
いなければ私が裸で部屋をうろうろしながらたいちゃんをお風呂に入れる。
裸のままたいちゃんをベビーベッドに運び、体を拭きクリームを塗りオムツとパジャマを着せる。着せ終わったらバスローブを着る。

たいちゃんが泣いてなければ部屋を片付ける。おもちゃを拭いてしまい、ベビーマットを拭いてしまい部屋を整える。

ミルクを作る。

たいちゃんの髪を乾かす。ヘルメットを被せる。部屋を薄暗くし、アレクサに子守唄を流させ、ミルクを飲ませる。

この間絶対に音を立ててはならない。
ミルクを飲み終わったたいちゃんをベビーベッドへ。部屋を暗くし、アレクサを止め、寝かしつけ。


うまくいけば20時半か21時頃にたいちゃん寝る。
残りの片付けやゴミ捨て、洗濯物を畳んだり事務仕事を行う。」

 

 

 

……くつろげない。

 

 

友人くつろげないし、遊びに来てくれる友達にこれ何のために送ってたんだろう私、謎。

今読み返して自分が怖い――。


産後8ヶ月とか9ヶ月の、離乳食三回期に入った時くらいは疲弊し過ぎているお母さんきっと多いと思うので、周りにいたら話しかけてあげてくださいーー(と思えるくらい今はあの頃よりはまだ余裕がある気がします)。


 

 

 

 


 

台所にはたいちゃんが入ってこれないように

ベビーゲートがしてあるんですけれども、

 

その時は離乳食三回食が始まったくらいで、

一日六回台所で何か作らなきゃいけないみたいな時期で、

 

台所に立つと、

たいちゃんがベビーゲートをゾンビのようにガタガタしてくるので、

空のペットボトルとかなんらかのゴミを与えて時間を稼いだりするんですけれども、

もういろいろ無理だったんですよね…。

 

 

それである日、「おかあさんといっしょ」をつけてみたら、

たいちゃんがテレビに気を取られて、ゾンビしなかったんですよね。

 

 

 

ゾンビのいない間にご飯作りながら、

 

 

「ありがとう、ありがとう、おかいつ!!!!」

 

 

って心の中で思いきり叫んでました。

その後も一日に二回はおかいつへの感謝を心の中で叫んでいます。

 

 

最初はたいちゃんもテレビへの集中力がないので、

3分くらいしかもたなかったんですが、

そのうち長い時間見てくれるようになって、

 

 

そして私もまことお兄さんにハマりました。

 

 

まことお兄さん…

この顔の小ささと手足の長さでこんなに機敏な動きができるなんて……

 

まことお兄さんがお風呂でジャブジャブみたいな歌の時に、

湯船に浸かってるシーンがあったんですけど、

 

「まことお兄さん、まさか裸体…?」

 

ってドキドキして、

でも茶色いシャツが見えた時、無意識に「ちっ」って舌打ちしてました。

 

 

今はもう「おかあさんといっしょ」のメンバーみんな好きで。

 

あつこお姉さんとか、

「あつこはどんどん綺麗になるな」って思ってて。

 

ガラピコぷ~とか最初見た時は、

「なんなの?この気色の悪い赤と青の生き物は。

あたしはじゃじゃまるぴっころぽろりしか認めないよ」

って思ってたんですけど、

 

今では活発で気が強いチョロミーも可愛いし、

優しくておとなしいムームーが「最後は、『べるがなる』」って言って、

みんなでおかいつのエンディング的な『べるがなる』を歌う時は、

 

もうすぐおかいつが終わってしまう寂しさでいっぱいになります。

 

 

だから先日あつこお姉さんが3月末で卒業するニュースを見て放心しました……。

 

追い打ちをかけるようにガラピコぷ~も3月で卒業……。

 

私…まことお兄さんが卒業する時…泣き崩れないでいられるかな……?

 

 

 

という感じでテレビは母親の癒しにもなりますし、

子ども向け番組は子ども向けに作られてるから見せていいと思うんですよね。

 

まあ明らかに子ども向け番組ではない

氷川きよしがオリーブ育てる番組とかもたいちゃんと見たりしてましたけども。

 

2時間以内ならいいということにして、

もはや『ヒルナンデス!』とかも垂れ流してますけども。

 

 

 

それでですね、

たいちゃんより早い時期に「おかあさんといっしょ」を見ていた

義妹ミナちゃんの娘、メイちゃんがどうなったかというと、

 

発達も早いし、集中力もあるし、言葉覚えるのも早いし、

感受性も豊かだし、コミュニケーション能力も高いんですね。

 

テレビも見ていましたが、それ以上に、

ミナちゃん夫婦がメイちゃんに話しかけていて、

「おかあさんといっしょ」に出てくる歌を歌ったり、

ダンスを完コピして踊って見せたりしていたからだと思うのです。

 

テレビも子どもとのコミュニケーションの一つだったんです。

 

私……テレビがどうこう考えるよりも、

子どもとのコミュニケーションを増やしていくことを考えれば良かった――

 

ミナちゃん夫婦を見習わなくてはいけないなと思いながら、

今は「おかあさんといっしょ、ありがとう!」と心の中で叫びながら

とりあえず必死で生きています。