”PRIMARY COLORS”
元宝塚歌劇団のトップスター・朝海ひかるさんに夢中です。
舞台”PRIMARY COLORS”を観ました。
とにかく感激・感動。
知らない人はいない、宝塚歌劇団。
本当に素晴らしいとよくまわりから聞いていました。
でも、なんだか私の中で遠い存在だったんです。
歌も踊りも素晴らしくて華やかな違う世界に住んでいるひとたち。
そんなイメージでした。
そのイメージが変わったのは24歳の誕生日の日でした。
元宝塚の女優さんとたくさんお話する機会があったんです。
私、えらく緊張しました。
話してみると、驚き!!
同じ人間なんだ・・・
今思うと当たり前なのですが、当時は違う世界の方が目の前にいるだけで事件ですから、ましてや話すなんて・・・!!
同じ人間どころか、すっごくいい方でいろいろなアドバイスまで頂き、優しくて・・・大好きになってしまいました。
それから自分と舞台という場所との距離がグンと縮まり、舞台を観ることが大好きになったんです。
今回の作品のストーリーは、元宝塚歌劇団トップにの朝海さんの苦悩と希望。
私は知りませんでした。
トップに登りつめ引退したあとの悩み。
あんなに輝いている人も悩みがあるんだ・・・。
男役として何十年も努力し、女優になるにはすごく苦労し悩むそうです。
それを舞台でさらけ出して見せている朝海さんはすごい。
誰しも負の部分や暗い部分は持ち合わせているけれど、なかなか見せたくないと思います。
人は時間を重ねるごとに色んなことを学びます。
上手な時間の使いかた、人とどう接するか、どんなモノに対しても距離感を持つようになる。
隠すことや見えないこと、通り過ぎることもそのためには必要だったり。
”勝負して今さら負けたくない。”
でも、本当にそれが1番いい答えなんでしょうか?
それが大人になるということなんでしょうか?
通り過ぎてきたモノに触れて見つめなおして糧にしてこそ、本物なんじゃないかな。
本当に大事なモノは、何度も何度もさがしてやっと見つかるんじゃないかな。
悩み、苦しみ、もがき、わめいても最後に自分にまっすぐいられればいいんだ。
今の自分が偽者なら自分のまわりには偽者しかないよ。
環境は自分が作りだしたモノ、側にいる相手は鏡。
この舞台の時間が私に大きなモノをくれました。
なんだかもうすぐ抜けられそうな気がする。
この舞台に感謝。
朝海さんに感謝。
本当にいい時間だった。
見てくれてありがとう♪
砂央里でしたo(^-^)o