タップダンスを見に行った。

いわゆるクラブという場所に、子どもからじっちゃんばあちゃんまでが
頭をならべている。
クラブ慣れしていない私も、その中で空気に馴染むそぶりをしてみる。

喧騒が一瞬ツンと刺さる沈黙になって
次の瞬間、20歳の女の子ダンサーがその沈黙を渾身の一蹴で突き破る。
頭をガンと揺さぶる鋭い音。

今までイメージしていたタップダンスとは違う。
この子の世界観だ。
なんていうか、強い。
一歩打った瞬間、一瞬でその地面に根が張るようなそんな感じ。

音楽はジャズとシャンソン、そしてアフリカ系の民族音楽。
アコーディオンの響きは外国の昔の映画に出てくる古びた遊園地で流れているような
なんだか懐かしい音。

そんな中で、大地で裸足で踊るように
自由に身体の中からあふれるリズムを外にアウトプットする女の子。
ものすごく正確なピッチ。
というか、自由。そして自然体。
なんて楽しそうに音楽を体感しているんだろう。

趣味とか、職業とか、なんかそういうことを越えたパワーみたいなものが滲み出ていた。

きっとどっかインドとかのお寺とかで、ただ自由に踊っていそうな子。
そう、テレビでみる、どっかの民族のお祭りとかってこんなイメージ。


音楽ってすごいな。

自分がやるやらない、は少し置いておいたとして
私はやっぱり音楽がすごくすき。これは間違いないと確信した。
こんな風に素直に自分を表現できる人になれたらいいな。