他人に命がけのお願いが出来ない | 文章をあれするための、あれ。

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日々気づいたこと、考えること、知りたいこと、など。

記憶に残る週末だった。

選挙に台風と、テレビもツイッターも大忙しだったようだけど、
私の頭はプライベートなことでいっぱいだった。

金曜日は、前職でお世話になった人たちの結婚式だった。
2人が付き合う前から一緒に働いていて、色んな出来事を経験しているだけに、招待状が届いた時点でもうグッときていた結婚式。

当日も2人らしいとても素敵な式で、彼・彼女らが出会えたことが本当に良かったと心から思った。どストレートにそうとしか思えないほどお似合いな2人だと思う。

夜は新郎新婦含め前職の仲間や新たな仲間らと共にワァワァ飲み騒いで気づけば帰宅は午前3時半。シャワーしてドライヤーして寝る。

翌日・土曜日。起床。二日酔いのせいか、なんとなくだるいのでとりあえずベッドで海外ドラマを視聴。
なぜか寒すぎて鼻水とくしゃみがとまらないので布団を一枚追加。
夜・喉が痛くなりはじめる、風邪だと気づく。
微熱だったのでパブロンを飲んで寝る。

日曜日。38.6分。完全に熱。
背中の関節痛と喉の痛み、鼻水が酷く治らない。
一人暮らしの風邪は辛い。
とりあえず死に絶えない方法をインターネットで調べると、
水分補給とビタミンの取得とある。

家には食べられるものが賞味期限切れの納豆くらいしかない。
でも徒歩5分のコンビニに行くには、ベッドから出て、着替えて、財布を持って台風の雨の中歩いて行かなければならない。今の私にこんなハードルの高いことは無理だ。

電車で4駅くらいのとこに住む友人に頼んでいいものか、5時間くらい悩んだ。(その間寝たりもした)
晴れの日だったら頼んだだろう、でも昨日は、ここ最近でも1番の超大型台風。外に出たら死にかねない。
いや、まだ警報も出ていないレベルだったから大丈夫なのだけれど、私が呼び出すという1つの動きが引き金となって、友人を殺しかねない。
台風はそのリスクを上げる。

悩んだ挙句 自分でコンビニへ行くことにした。しんどいものの案外すんなり行けた。

でもやっぱり一人暮らしの風邪はきつい。

買い出しに行くのも、汗かいたシーツを洗うのも、全部しんどさを抱えながら1人でやらなければいけない。

3日前に結婚した2人を思い出す。
2人は、どちらかがダウンしたら相手のために台風の中でもコンビニに行ってポカリスエットを買ってきたり、着替えを用意したり、励ましの言葉をかけたりするのだろうなぁ。

そういえば、結婚式で誓う言葉にはよく、「ふたり支え合って生きていきます」みたいな一文があるけど、あれはこういうことかぁと、今更ながら腑に落ちた。

くすぶっていた中高生の頃は「なに上っ面ごとたれとんや」と思っていたけど一人暮らしでの熱を数度経た今ならわかる。

心理的・社会的距離を気にすると頼みにくくなるお願いごとも、他人でなければぐっと頼みやすくなるわけで、そういった相手が増えるというのは良いことだなぁと思った。もちろん自分が相手にとっての身内になるという意味でも。

そんなことを考えて、「私も少しは大人になりましたなぁ〜」なんてシャワー中に思っていたわけだけど、この後すぐ、二日間くらいほぼ何も食べずにペタンコになったお腹を見て、「フォーこのままあんまり食べずに鍛えればシックスパックになるんとちゃうかウヒョー」って思ったのでまだまだガキンチョだ。