サンデー・ラブリー | 文章をあれするための、あれ。

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日々気づいたこと、考えること、知りたいこと、など。

日曜日、社会人が泣き叫ぶ日曜日。

大学に入ってから週休3日以上で生きてきた
私には久しぶりの「悲しい日曜日」。

社会人体験をしている私としては
この日曜日、どう使うかで低俗な生活をしているかどうかは決まる。
余裕のある社会人として
有意義な1日にしたい。いや、するのだ。

朝、心を奮い立たせベッドから出る。
最近教わった腹筋を鍛える簡単なトレーニングをする。
朝ごはんはベーグルにフランスの手づくりジャム。
オレンジジュースを飲んだら
洗濯物を片付け、掃除機をかける。
メールをチェックしてひと段落。

やらなきゃいけないことを一気に片付けて
「有意義な日曜日」のスタートは上々である。

その後、明日からの仕事で使うフランス語の予習もかねて
フランス映画をみて、図書館へ。

気分にあわせて幾つかの本を選んだり
新聞を読んだりしてその後は公園へ。

ここまで完璧である。完璧な「有意義な日曜日」である。

ここから少し曇ってくる。

公園へ行く前に喉が渇いたのでコンビニへ寄った。
飲み物コーナーの前で
社会人としてセンスの良いチョイスは
何だろうと考えていると
野球少年が2人話しながら近づいてくる。

年上っぽい男子「どれやと思う?」
年下っぽい男子「これ!」(ミックスジュースを手に取る)
年上っぽい男子「せや、これ、やばいからな、
こっちはソーダ」(上にあるミックスジュースソーダを指差す)
年下っぽい男子(ミックスジュースをとろうとする)
年上っぽい男子「奥の取れ!奥の!よう冷えてるから」
年下っぽい男子(奥から取り出す)

そうして彼らは滞在時間15秒で去っていった。

ペットボトルのミックスジュース。
普段なら絶対買わない。
甘すぎるし、本当のミックスジュースにはどうやっても勝てないからだ。
唯一許せるのは銭湯で飲む瓶タイプだけだ。

でも野球少年たちはさも、
このミックスジュースが衝撃的に美味しくて
年上っぽい男子の方が年下っぽい男子に
かねてより勧めていたようにみえた。
しかも奥のを取れなんて
私も知らない人生教訓まで出してきた。大人だ。

どうしても試してみたくなって、
前から3本目のそれを、手を伸ばして取った。

野球少年の真似なんかして、
なんて子どもなんだろう、私。

社会人体験は難しい。

公園へいくと、そこにはたくさんの人がいた。
ほとんどが高校生カップルや家族連れだ。

簡素な遊具で500%楽しむ子どもをみて、
社会人はあの遊具で5%も楽しめないんじゃないだろうかと涙ぐみ、
五日間働いた後日曜日に子どもと遊ぶお父さん達をみて涙した。

昔は家族サービスなんて当たり前だと思っていたが
五日間働いたあと、他人のために時間が使えることはすごいことだといまは思う。
社会人体験をしている。

公園で本を読んでいたら
夕方になり今日のビッグイベント
「父と食事」が近づく。

ここまで多少未熟感ありつつも、
「社会人有意義な日曜日」は完璧に近い。

なかなか連絡がないの父にメールすると
「もしかして日にち勘違いしてる?」との返信。
今日だと思っていた父との会合は
一ヶ月後だった。

ここへきて大転倒。
社会人としてあるまじきスケジュールミス。

しかも私は予定していたことが
できないのが大嫌いである。
完璧なプランに穴が開く。

穴が開いた心と共に本屋に置きっ放しにしていた
自転車を迎えにいくと、
おしゃれな自転車に乗ったおじいさんが到着。

本屋へ入るおじいさんを横目で見届け
自転車に近づく。

おしゃれだ。

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この平行を保った傘がポイントとなって
この自転車のおしゃれ度を増やす。

もっと観察してみると
奇跡みたいな言葉がみつかった。

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SUNDAY LOVELY 

たった一つの予定がくるっただけで
心に穴が開いてしまっていた私に
根本的なことを思い出させてくれた。

今回の日曜日はラブリーだった。
いや、すべての日曜日はラブリーなんだ。

有意義なんてどうでもいい、
ラブリーなサンデーを愛そう。