お店といっても古いおうちを改装した、個人でやっているところで、3年前からその存在を知ってはいたものの、あまりにもプライベートな感じがするのでなかなか行けなかった。といっても行けなかった最大の理由は子連れだからだし、カンボジア料理がどんなものかも知らなかったのもなかなか踏み出せない理由の一つだ。だって、あんなに小さな店で、カンボジア料理の香辛料とか調味料とか、なにか根本的なものが口に合わなかったらどんな顔をすればいいのか。
でも、タイ料理もインドネシア料理もベトナム料理も、アジアン料理としてくくられるのだから、きっとカンボジアだって大差ないだろうという結論に達して挑戦してみた。
そして東南アジアといえば、鶏肉の炒めごはんか、エビとか卵の炒め麺、春巻き、と食べたいものが決まっている私は、タイ料理店に引き続き同じものを頼んでしまった。
タイ料理でいうところのガパオですね。

それから春巻き。カンボジアは「生」ではなくて「揚げ」なのね。

春巻きにつけるタレは、チリソースではなくてナンプラーだった。
ナンプラー。タイ料理でも使うじゃん!!
味は食べてみると、確かに鶏肉とカシューナッツの炒め物のご飯はガパオではない。見かけはそっくりだけど、味が違う。そうか~、これがカンボジアか。道端の屋台のそばに簡易テーブルが並んでて、そこでこれを食べてる色黒の現地の人々が思い浮かぶ。カンボジア行ったことないけど。あー、やっぱり現地の空気を一嗅ぎしたいもんだ。
ここのご主人もやっぱりカンボジアの方なのだとか。具体的な国名を挙げていくと私が特定される手掛かりになりそうなので言わないけれど、松本では意外にいろんな国の人を見かける。しかもだいたいアメリカ人ではない(というのも、日本で出会う外国人は、たいていアメリカ人だ、という認識が私にはある)。日本に暮らす外国人はもうそんなに珍しくないけれど、大都市ではないわりには多いんでないかと思う。そういえば、こないだは韓国人がやってる韓国料理屋さんに行った。
次のランチは、カウンター越しに旦那さんと奥さんが(たぶん)、お客なんかお構いなしにものすごい勢いで中国語で話しつづけてるという、まるで現地にあるような中華料理屋さん。しびれる麻婆豆腐が食べられるのだとか。今からよだれが出てくる。
そうそう、ここは本当に古い一軒家を改装した店で、その改装がずいぶん興味深かった。窓枠を塗るだけでこんなに違うんだ、とか。たぶんお店の方が住んでるうちなので写真を撮るのは気が引けたけれど、中古住宅を買ってリフォームして住もうと思っている私としては、そんな観点でも何度か行ってみたいお店。