またしても図書館で400人待ち(!)を待ちぬいて借りてきた江國さんの本(←買えって?文庫になったらね)。
タイトルからも、この表紙からも、どんな話なんだか察しがつかなかったけど、
読んだらなんてことはない、不倫の話だった。
しかし、この人ほど、不倫をこんなに『不倫』らしくなく、きれいに書ける人がいるだろうか。
『東京タワー』も言ってしまえば不倫の話で、上海に留学してた時、奥様方が海賊版のDVDを回し見しながら、『不倫なんて絶対に許せない』と息巻いていて、私は独身だったのでそこまで怒れないのかと思ったのだけれど、既婚者になっても、やっぱりこの人の書く不倫の話はそんなに嫌悪感を持たない。もうそれなら仕方ないよね、と思ってしまう。(もちろん結婚において、不倫は絶対あってはならないと思ってるけれど。)それでもなぜか。
そして名言が2つ。
『罪悪感とは、自意識にすぎないのですよ』 ジョーンズさん曰く。
『人生には、避けられないことというのがちょくちょくあります。』 美弥子さんの説。
もうこれ見つけただけでお腹いっぱい。
