ういが旅立った前日は

小学校の春の遠足でした

子供っぽいリュックしか
持ってなかったから

ばあばに少し大人っぽいリュックを
借りていきました

お友だちと遠足で
楽しい1日を過ごした翌日

突然ういは旅立ちました


その時のリュックは
ういが使ったまま

ずっとそのままに
してありました


なのに
そのリュックが
部屋に無い事に
今日気づきました


まただ…

ばあばが触ったんだ…


すぐにばあばに確認すると

体操教室へ行く時に使ったと
中身はういが使っていた
他のカバンに移されてました
確かに元々リュックはばあばの物


でもそれを聞いて
閉じ込めていた感情が
一気に吹き出してしまいました


泣きながら

ういが使った
そのままにしておきたかった

何で勝手に触るの
何で一言聞いてくれないの

いつまでも物に拘るのも良くないけど

ういの物
ういが使ってた物に宿った思い出から
卒業するには
気持ちがまだまだ追い付いてない

人それぞれに
思い出に対する気持ちは違うから

勝手に触ったり捨てたりしないで

とばあばを責めてしまいました


ばあばは

私だってういちゃんがいなくなって
どれだけ寂しいか
ういちゃんにお参りする時は
いつも泣いてる

と訴えられました


そんなことは分かってる
最愛の孫を亡くして
悲しいことは十分分かってる

でも物に対する想いは
ばあばと私とでは全然違うのです


ういが削ったえんぴつのカス
ういが食べたお菓子のゴミ

そんなものまで捨てられない

そんな私の気持ちは
きっとばあばには理解できないでしょう


ういの大切な想い出が
またひとつ無くなってしまった気がして

泣けて泣けて仕方なかった😢


でも救われたのは

パパが

リュック空っぽになっちゃったんなら
ういが好きそうな物
欲しがりそうな物を買って
リュックに入れてあげよう

と言ってくれたこと

その言葉で
少し気持ちが落ち着いたのでした


何を入れてあげたら
ういは喜ぶかなおねがい




しかし

しばらく時間が経って冷静になると

ばあばを責めた自分に自己嫌悪ショボーン

もうすぐ80歳になる母に

嫌な思いをさせたこと

申し訳ないなぁとも思います


ういがいなくなってからも
お兄ちゃんと同じように
お年玉やお小遣いをくれるばあば

ういを想ってくれることに感謝してます


面と向かっては言わないけど

ごめんなさい