リリーッス!あなたのポケットモンスター・サオリリスです。
そんな久々でもないですが、地元・米子に帰ってました。とはいえもう戻って東京です。
いやー田舎でした。何年も前から知ってたことですが(笑)。私が暮らす頃から駅前の商店街は、どの店のシャッターも閉まり、寂れ切ってどんよりと暗くじめっとしていました。あの商店街が賑わっていたのが想像つかないくらいです。
今ではアーケードが撤去され、陽が差して明るい雰囲気です。でも、相変わらずシャッターは閉まったままだし、通りを歩く人は、前よりも少ないような気がします。
今回、そんな商店街で行われた催しに参加したわけですが、そのお客さんや関係者以外の人は見当たらず、その人たちだってどのみちそんな数でもないし、ハッキリ言って、街は死んでいるなという印象でした。(イベントは楽しい雰囲気ではあったものの…)
出番が終わってから空港に向かうまで時間があったので、ブラブラしようかと考えてたんですが、ブラブラ見て回るところが無いのです。結局大分早く空港に行き、本を読み過ごしました。
大使として、出身者としてPRしたい気持ちはもちろんあるけど、現状はかなり厳しいです。THE 過疎化です。
見る場所も、遊ぶ場所も、買い物する場所も、食べる場所も、全然ありません。出身者の私でさえ、そんな場所が見つけられなかったくらいです。
今から観光スポットを作るのはたいへんかもしれませんが、せめて、地元の人が集まる場所くらい作れないものかと思います。
これは私の意見ですが、商店街の空きテナントを持つ人たちは、今すぐ無料でテナントを貸し出すべきです。
本格的なショップじゃなくても、学生でも主婦でも、フリマ感覚で短期間でもいいからショップを開けるようにして、入れ替わり立ち替わりでもいいから、人が立ち寄る理由と、好きになってもらうキッカケを少しでも作らないといけません。
テナントの持ち主は、どうせシャッターを閉めて持ち腐れているなら、誰かに使ってもらったらいいし、どうしても無料は嫌だと言うならば、売上げのパーセンテージを納めてもらえばいいと思います。
友だちや仲間と集まって一斉にお店を開いて、自分たちのストリートを作ったりとか、アーティストがそれぞれのテナントに作品展示をしたり、テナント毎に違う雰囲気の箱を作ったり、上映会やオフ会や、ただゲームをする部屋にしたり、撮影会なんかも楽しそうです。
そういうシステムならば、ショップを開きたい人にもリスクは無いし、持ち主にもデメリットが無いし、お互いにお金が無くてもすぐに始められます。
なんて考えついたものの、そもそも商店街の人たちは、商店街に人を集める気など無いのかもしれませんけど(笑)。そんなやる気が1ミリも感じられないほど、シャッターだけでなく、なんとく空気が閉ざされているような気がするのです。気のせいであって欲しいです。
どうしてもシャッターを閉めていたいと言うならば、シャッターをキャンバスにしたアートプロジェクトとか、何かしら見世物になるような取り組みをするべきです。
別に大したアーティストに描いてもらわなくても、地元の学生とか子どもたちとか、年配の方とか、誰でもいいと思いますが、
ガイナックスとのご縁もあるのだから、協力してもらうのもいいと思います。
地方が何故過疎化するかって、若者にとって面白さがないからです。私がそうでした。その街にいたいと思えないし、その街でやれることややりたいことが見つからないなら、いる理由はありません。
だって世界は広いし、楽しい場所、やりがいを感じられる場所、生き場所なんていくらでもあるからです。
今回参加させてもらったイベントはとてもいい雰囲気でした。でも、イベントだけが頑張ったり張り切ったりするだけでは、街は変わることが出来ないと思うし、やはり、商店街や街の人が重要だと思います。
街の商店街なのに、街の人にとって最早馴染みがない場所になってしまっています。そんな場所に観光客が来るわけがないです。
街を興すのは、まず、街の人を起こしてからだと思うんですが、どうですか、米子市長さん、米子のみなさん。
ちょっと本気で提案してみようかと思います。全部のテナントが埋まらなくても、誰かしら何かしらをやるキッカケになるような気はするんです。