リリーッス!あなたのポケットモンスター・サオリリスです。

{D8BDA4BA-7B69-41C7-BF7B-FA0ECC54E49A:01}


なんやかんやあった、先週末の話。

バレンタイン。久々にmograでDJすることになった。【秋チョコ】てイベントね。そこに来てた男の子と女の子。すごく楽しげに、嬉しげに声をかけてくれた。旭川から来たんだって。
で、ぜひ旭川に来てくださいって言ってくれたわけ。その一ヶ月後、本当に旭川でDJすることになった。

実現させてくれてありがとう!

旭川の子たちと話をしてたら、過去に北海道でDJした際に見てくれていた人や、それからアニソンDJをはじめたって人がいて、聞いてて嬉しかった。

まあまあおつぼねー!(笑)

だから、旭川、大切な街。

北海道に行ったら会えるかな。会いに来てくれるかな。




前後しちゃうんだけど、北海道に行く前日に行われたMPCの発表会ライブについても記しておきたい。

MPCやってみませんか?というNumarkさんのススメにより、毎週金曜日にwombで行われる講習会に参加することになった。
講習会のカリキュラムは全5回。5回目は実際にMPCでライブをするか、もしくはMPCで作った曲を発表するというものだった。

1回目は大雪の日で、マジで行くの辛かった。本当に今日あるよね?と不安を抱えながらもたどり着くと、超悪天候にもかかわらず、たくさんの受講生が集まっていた。そこから私のMPC使いへの道が始まった・・・ていうね。

私はでも、仕事の関係でどうしても定時に行けなかったりして、5回中、まともに授業をうけれたのは2回だった。こんなで5回目どうするんだ、私。


そして、5回目のその日が来てしまう。時間って本当に止められないんだね。

ちょっと早めにwombに着いてしまうくらいそわそわして、思わず弱音をはいた。「帰りたい・・・」レッドブル二本をいっき飲みしアドレナリン注入し、出番の順番を確認すると、さらに思った。「帰りたい・・・」なんと、トリだった。内蔵全てがキュウっと縮んでいくのがわかった。レッドブルが喉へと帰ってきた。おかえり。

はじまるまでMPCのパッドを叩きまくる人、講習会で友達になったのか元から知人かわからないけど、隣の人とおしゃべりをする人、不安で吐きそうな人(私)、会場は良い緊張感とわくわく感に包まれていた。

そして、ついに始まった。

一人目の人は、見るからにサラリーマン。人の良さそうな方だ。「受講した内容を再現します」と演奏を始める。その内容とは、daftpunkのone more timeの元ネタをサンプリングし、そこにビートやキックを足すというもの。その授業は私も参加していた。
正直、おぼつかない。サンプリングした音ネタもズレているし、パッドを叩くリズムもズレている。けど、めちゃくちゃかっこよかった。人から評価されるためじゃなくて自分がやりたいからやる、そんな感じがして、私はすっごく感動したし、おかげで吹っ切れた。

ありがとう、一人目の人。

その後も、受講者達によるライブは続く。ロックの名曲、アニメ、ヒップホップ、シティポップ、初音ミクまで・・・ネタもプレイも十人十色でおもしろかった。それはそうか。初心者もいれば、玄人もいて、トラックメイカーもいる・・・音も人も経歴もばらばら。

でも、だんだんと一つになっていくのが見えた。一人、また一人、席を立って自由に踊ったり、バーカウンターでお酒を注文したりして、発表会は、もう立派なクラブイベントになってた。

私も、今まで一度も他の受講者と話したことがなかったんだけど、思わず声をかけて感想を述べたりだとかしてしまった。別にしまったってことではないのだけど、他人に話しかけるって、私にしてはかなり珍しいこと。かなり純粋に興味を持って、楽しんでるという証拠。私は心から楽しんでた。

いよいよ私の番がきた。その時には、嫌な緊張感はすっかり消失してた。私は予めMPCで作っておいたトラックにパッドを叩き音を重ねる。それは、トリには全くふさわしくないトラックだった。音数は少なく、iPhoneの音とsiriの声と自分の声を録音したもので構成されていて、なんだか憂鬱・・・しかもそれは7分もあった。

キツい!(笑)

盛り上がるはずもなかったけど、やりっきった私はとてもすがすがしい気持ちだった。そしてその後、入賞者3名が発表されると発表会は全ての工程を終えた。悔しくも入賞できなかったけれど、審査員、他の受講者にもたくさん褒めてもらった。

うれしい!うれしい!!うれしい!!!

一番嬉しかった褒め言葉は、「あたまおかしいでしょ!」(笑)

講習会5回目まで他の人と全く交流しなかったけど、これで卒業で、会えなくなるのとか嫌だなって思った。すっごく寂しかった。楽しかったから。

旭川のみんなにしてもそう。楽しかった分、終わるのも離れるのも寂しい。また会いたい。会いたいな。


そんな先週末。