リリーッス!はだしのゲンの件について書いてたら、なんか熱くなりすぎたので消すことにしたサオリリスです。
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ぐぎぎぎぎ・・・

しっかし、なんかやっぱ腑に落ちない。

悔しいのう。。。

誰だよ、んなこと言い出したのは。

もしも、復興後の日本でのほほんと生きてオーガニック食品だヨガだアロマだ美容だブランドの新作だとか言ってるようなおばさんだとしたら、
想像でしかないけど、もしそうだとしたら、原爆資料館の蝋人形のかわりに、蝋人形にしてやる。※酷めの想像です

んで、そのおばさんの子どもを、はだしのゲン読みにおいでって家に誘っちゃうもんね。晩ご飯食べれないくらいお菓子あげてジュース飲ましちゃうもんね。※想像です

てかね、現実の戦争なんて、もっと残酷だったんだよ。こんなもんじゃないよ。お菓子もジュースも食べられないし、人が焼けた臭いもするし、呻き声だって聞こえるし、いつ死ぬかわからなくて、すごく恐いんだよ。

おじいちゃんやおばあちゃんたちは、そんな中を懸命に生き抜いて、だからお父さんお母さんが生まれて、僕や私が生まれたんだよ。
だから、自転車の練習で転んだくらいで泣いちゃいけないよ。お友だちと仲良くしなきゃダメだよ。でも、間違ってたら間違ってるって言わなきゃいけないよ。

とかいかにもなこと言って、帰さねーぞ。

はだしのゲンは、悪くない。

あれは素晴らしい漫画作品だよ。

中沢啓治先生、あれ、描くの、スゲー辛かったと思うよ。心痛かったと思うよ。でも、伝えたかったんだよ。
そうまでして、戦争を知らない私たちに、戦争の残酷さを教えてくれてんだよ。

戦争なんてトラウマになった方がいいんだから。

大分の予科練資料館の館長・河野さんが言ってたよ。

河野さんは特攻隊にいてね、たくさんの友だちが特攻し死んでいったって。その後、やっと戦争が終わって家に帰ったら、叔父さんが「なんで生きて帰ってきた!」って、河野さんをブったんだよ。戦争から生きて帰ることは、恥だったから。

それから河野さん、なんで自分は生きてるんだ、なんで死ななかったんだ、って自分をたくさん責めたらしい。

でも時代は変わって、河野さんの気持ちも変わっていって、今は、「生き残ってしまった者の使命」だって、予科練資料館を創って、私たちの世代に戦争の悲惨さ残酷さを伝えるお仕事をされているよ。

"生き残ってしまった"って表現に、悲しさが詰まってる気がして、河野さんの話を聞いた時、私はすっごく切なかったよ。

そういう気持ちで、先人たちが伝えようとしてくれているってことを忘れないようにしたいな。

わかったかこのやろーくそばばあ!※大変口が悪く、読み苦しくて申し訳ありません。おばさんかどうかも勝手な想像ですし、大体、私もばばあです。


で、あれ?

結局熱くなってるし。

なんや。


今、「がんばれ元気」読んでるの。
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小山ゆう先生は、なんでこんな作品を描けちゃったのだろう。

胸がカーッと熱くなって、涙で視界がふにゃっとぼやけて、感動で手がガッタガタ震えてページがめくれないくらいよ。

サッ・・・サササッ・・・ササササササ・・・※普通にめくれます。

だけどまた、貧乏とか、孤児とか、パンチドランカーとか、酒とか、そういうところで問題だとか言い出す人がいたら、やだな、本当。

勘弁してくれよ。

てかさ、ちょっと前、子どもの教育にいいからって「地獄」って絵本がバカ売れしてたけど、あの本もなかなかの残酷さだよ。あれはいいのかい。

ゲンはダメで地獄は良しの判断基準、全く理解出来ないよ。

ちんぷんかんぷんちんちん。

何が良くて何がダメで、何が要らなくて何が必要か、判断能力のない大人ばかりの世の中って結構残酷だし、それこそ地獄だよ。

私は、自分で自分を有害だと分かってるから無害な存在だけど、自分を正義だと思い込んでる有害なやつが世界にうようよ紛れ込んでいるからマジ注意だな。

結局、自分の見る目を養うしかないよね。


注)良いコのみんな!「はだしのゲン」を読ませてあげると声をかけられても、知らない人について行っちゃダメだよ!あと、晩ご飯の前にお菓子を食べたらダメだよ!