リリーッス☆あなたのポケットモンスター・サオリリスです!

今さらながら、東野圭吾先生の「白夜行」を読み始めました。今さらすぎ。
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なんか、東野圭吾東野圭吾って、世間に踊らされてたまるか!なんか、よく知らんけど、綾瀬はるかと山田孝之のんやろ?ふーん。

鼻に指突っ込んで、ほじほじほじくるくるくるぽいっ!ってしちゃってたんだけど、食わず嫌い、ダメ、絶対!なので読む事にしたわけ。

この数年で得たことは、『大衆がイイとするものは、どこかしらイイ』。だから確かめないとな。

「白夜行」の文庫本は、文庫なのに1000円もして、かなり厚い。さっそく読む気が失せる。はー。

私は国語が好きで、割りと本を読むのが好きなんだけど(記憶力なくて内容は忘れる)、なかなか大変なぶっとさなんだよ。こいつ。

これだけの量を入稿しただけで東野圭吾は偉い。誤字が無いかチェックした編集も偉いな。しばらく眺めてみる。

私の千里眼で眺めたって内容は全く入ってこないので、ひとまず冒頭を読んでみた。

パラ・・・パラ・・・パラパラパラ・・・と、止まらない!なんだこれ!スッとくる!スッと入ってサラッとページをめくってしまう!

ページを自然にめくってしまう右手を左手で抑えてみた。無駄だ!ブルブルと震えながらも、私の右手は次のページを開いていく。

面白いかは、たった66ページ(途中で寝てしまった)からは断言できないけど、なるほどな。わかったぜ。ズバリ、東野圭吾は文章力が高い。

使う言葉は難しくはないが馬鹿さもない。読めば誰もが情景を想像出来るように書かれている。

笹垣という刑事の関西弁は、ねちっこくオーバーにも思えるけど、そこからなんとなくの顔や年齢や格好が浮かんでくる。

ドラマでのキャスティングを確認したら、武田鉄矢!映画は船越英一郎!やっぱり!そうそう、そういう類のおっさんが、読んでて当たり前のように頭に浮かんでいたんだよ!(私の笹垣は、どちらかと言うと船越英一郎に似ていた)

東野圭吾はうまい。東野圭吾の文章を読むと、勝手に脳がその情景を作り出してしまう。うまい。こんなにうまいなら小説家にでもなったらいいのに。あ、もうなってたや。

散々作品化された後、たった66ページ読んでの読者素人の感想なんて、今さらいらないだろうけど、まだ読んだことない人は、参考までに。

つーか、せめて第一章くらい読んでから感想言えよな。私。