リリーッス☆あなたのポケットモンスター・サオリリスです!

高速に乗る前に腹ごしらえしようということになり、下道を走る一行。
一行と言っても、私とマネージャーだけで、車内は閑散としている。

ブブカに載っていた、旨くも不味くもないラーメン屋【ふくちゃんラーメン】を発見。
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具合いが良いので、ふくちゃんラーメンを胃ンサートすることにした。

ブブカがチャーシュー麺を推していたので、言われるがままチャーシュー麺を注文した。

チャーシューは肉が選べるそうなんで、バラ肉を選択した。ちなみに、全部入りも可能。

さらに、セットでライスと餃子を付けた。
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天一や王将のラーメンの三番煎じのような、いたって普通の味のラーメンに、
薄いペラペラ皮の、いたって普通な餃子、何の変哲もないライス。

でも、なぜか旨い。

"今日は仕事帰りに昔の連れと、その彼女に会った。もうすぐ結婚するんだそうだ。めでたい。
あいつは優等生で人望もあつく、先生からも、友達からも、先輩後輩からも好かれ頼りにされていた。
大学在学中に起業し、しばらくして上場、所謂、勝ち組だ。
俺もそれなりの企業に就職し、上司からの信頼も掴み、最近では、大きな仕事を任せられるようになってきた。
でも、あいつと比べたら、俺なんて・・・。
俺にも同棲中の彼女がいるが、別に顔が可愛いわけでもない。スタイルがいいわけでもない。ハッキリ言って全く冴えない。
少し落ち込みながら、帰宅した。
「ただいま。」
「あ、おかえりっ。」
パタパタとスリッパの音を鳴らし、玄関まで彼女が迎えに来た。
カバンとスーツのジャケットを彼女に渡して、リビングに入ると、晩飯が準備してあった。
「あれ?いつもより豪華じゃない?」
と、不思議に思い尋ねると、彼女は笑って言った。
「お誕生日、おめでとうっ!」

忙しい毎日の中で、自分の誕生日も、彼女に対する大切な気持ちも忘れてしまっていた。
こんなに想ってくれる彼女がいるだけで、俺は充分幸せじゃないか。

ありがとう。"

ふくちゃんラーメンは、言わばそんな味。
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ごちそうさま。そして、名古屋へいざ。