それからというもの、普段と変わらない生活が流れていく。俺は妻から某コミュニティサイトを教えられ半ば強制的にプロブを作らされて。登録。

子供のことなど徒然なるままに記した。

そんなある日、一件のメッセージ。くみこからだった。小学校で検索したらしい。よく分かったな。日曜の憂鬱な夕方が一瞬にして晴れた気がした。

そこから直メールでの二人の時間が流れた。二日後には電話もした。

あの時はあーだった、こうだった。こうしてくれたらよかった。いろんなことが、その当時のことが思い出された。

それから一ヵ月メールと電話を繰り返す中でいつの間にか互いを想いあってしまってた。

そんなある日、久しぶりにそっちに行こうと思うとの話。マジ?どうしよう?会いたい!絶対会いたい!そこからあの日までは妄想の日々だった。


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同窓会では他の男たちがくみこに群がる。俺はというとなぜか話せない。昔を引きずってるのか。。

あとから聞くと、結構アタックあったらしい。おいおいあいつも?みたいな。

くみこは東京でOLをしている。今は小柄で可愛らしいという言葉が似合う容姿。昔の長い髪のイメージからは一変、肩くらいまでに切られた髪から香る匂いを確かめた。

妻のいる俺は帰りたくないと思いながら自宅へと帰った。

もう会えないだろうな。もし妻より先に出会ってれば.....。ダメダメ。

東京から田舎に来ていたくみこはもう一生会わないとその時は思った。

それから何もなくちょうど一年が過ぎた。



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二人の出会いから結局付き合うことはなかったものの、彼女が転校する中学二年までのおよそ五年間周りにはやし立てられながら、お互いがおもいあっていた。

それでよかったんだろう。その時は。

一番の思い出になったのは出会ってすぐにもらった、キレイな女の子らしい花型の香り付きキーホルダー。

何でも良かった。うれしかった。宝物だった。

それが二人の(愛)を(あい)かな?
あいを確かめるかのようなものだった。



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