すいませ〜ん、私足わるいので座らせてください
と後から中年の人が乗ってくる
何故か一番前に座っていたあたしのとこまで人をよけてくる
結局わたしが席を譲る
何故入り口から一番遠い私のとこまできたのだろう?
後を振り返ると皆疲れた顔で窓の外をみていたり、軽く目を閉じている
しばらく満員バスに揺られて立っていると
席を譲った中年の方が降り
結局また私は元いた席に座ることになる
そのことから
人に譲って一見損してると思っても
結局はまたあたしのとこに譲ったものが戻ってくる
なんからあんなに大勢いた人の中で
一番席を譲ってくれそうと思われたのならいいのかなんかわからないが、おそらくいいのだろう
出し惜しみせず
人に与える出すことは
ちっとも損ではなく
むしろ自分のとこに戻ってきたり
それ以上のものがあることに気付かされる
それに気付かされた出来事でもあった
満員バスは何故かいろんな人が声を掛け合い
暖かな笑いに包まれていた
最近退屈で憂鬱な気持ちのあたしに
新たな刺激と笑いと面白味を味あわせてくれた
不思議な空間であった
ありがとう
感謝します👏