鬼の形相で保育園に子どもを送りにきたママ
 
私に
「鬼の形相だけど、どうしたの?」
と聞かれると
「朝食が手についたのを
自分の服で拭いて
(そんな着替えるほどの汚れじゃないから)
着替えなくていいって言うのに
着替えたい、と言いだして。
(保育園についたら更にひどく言いだした)」
と。
 
保育園にくるまで、
30分ぐらいバトルがあったのかな。
 
部屋の入口で私が受け入れしようとしたら
さっと逃げて
「変えるーえーん
と廊下の端で泣いてる。

いや、正確には泣き真似。
 
「汚れだってご飯一粒ぐらなんだから
大丈夫でしょムカムカ
とママ。
 
下の子ができて、
怒られることも多くなり
こういう風にすれば、ママは関わってくれる…

そんな『心の声』が聞こえてきた。
 

子どもの方が一枚上手。
 
最終的にぐすり勝ちをして、
ママと着替えに戻った。

そしてその子は
満面の笑みでお部屋に入ってきた。
 
多分、自宅でも
服を変える、変えない、のバトルはあって
ママは変えない方向を選んだなら
それは一貫しないと。

服を変えに戻るなら、
その前のバトルはなんだったのよ?!となる。
いらなかったでしょ。

そこは踏ん張ろう腕。
 
笑顔で朝は見送りたいという
大人のエゴもそこにあったと思う。
 
 
子どもはママをよく分かってます。
「こうしてぐずっちゃえば
ママは俺の言うことを聞いてくれるから。」
 
それは子どもの言いなりになってる親なんだな。
でも、ママは気づいていないけど。
 
この子は保育園では
お友達でも泣いて泣いて要求を
通そうとします。
それもこういう日々があるからなんです。