昨日。実家の母から連絡がありました。「おばあちゃんが入院することになったの。入院した時点で年内もつかどうかわからないっていわれていたらしい。」と。
もう80代後半の祖母。正直、父方の祖父母はほとんど会っていなかったので、あまりなんとも感じないのですが、幼い頃から近くに住んでいた母方の祖父母(祖父はもう他界していますが)に関しては、なんとも・・・感情が揺さぶられます。

この日。本当はRYOも連れて行きたかったのですが、1人、日帰り帰省です。インフルエンザやらなにやらをもらっては困るということもあり、今回は留守番してもらうことにしました。車窓からとても綺麗に大好きな富士山がよく見えました。
母として。テレビディレクターとして。~さおりょうのブログ~
弟と甥っ子も来ており、とりあえず、弟と私が祖母の病室へ。あまりにも変わった姿に驚き、思わず涙がこぼれてきてしまいましたが、弟と私のといかけに、かすかにあごをふってうなずいたりしてくれたのが救い、希望でした。

実は。今回急ぎ帰省したのは祖母に会いたいのも第一ですが、それ以上に、母をフォローしたかったということ。。。病院のスタッフも、ナースも、所詮他人。ちょっとではわからない家族の歴史の上にたった事情なんて・・・考慮することなく、一見オブラートに包んだかのようで、槍のように人の心を傷つける言葉。それがたまらなくて、どうしてももの申したくて、病院へ向かいました。

母を全力で守れるのは私と弟。なにがあってもそれは揺るぎない。うわっつらな言葉で、人を傷つける人間への怒りが私の全身から溢れ出す。とにかく、人間として、許せないことをされると、一生涯忘れないであろうほど、根深いんですよね、私の怨念って(苦笑)。この日。他にも怒り心頭なことがあり、電話で猛抗議。母が「現役時代に戻ったようで衰えてないね~」と笑われるほどでしたが・・・悲しみ、怒り、安堵・・・。いろいろな感情が交差した日でした。

唯一なごんだのが・・・父の墓参りと甥っ子のクリスマスプレゼント選び。いつもRYOがいてなかなかゆっくり話せなかったのですが、久しぶりに甥っ子とのラブラブトークが出来て和みました。でもその甥っ子が私の怒り電話で昼寝から目覚めた時にいいました。「おばちゃん、どうしたの?」と。そこで答えました。「間違えたことされたり、嫌だと思ったことをされたら、ちゃんと自分で言えるような人にならなきゃいけないよ。いわないと、あ~それでいいんだと馬鹿にされるよ。だから●●も、自分の思ったこと、いえるようになろうね」と。きっと頭のどこかに残ってくれるでしょう。そしていつか。大好きなおばちゃん(と信じてるけど・・・笑)が言っていたことがどんなことかにも気づくでしょう。

私達家族への試練。きっと次世代へ伝えていくことと、私達の世代で完結させるべきこととをしらしまるための・・・試練、なのかな。