9/22。
この日、夜は、ミラノコレクションとのことで、朝から、タエコさんとともに適度な緊張感がある朝を迎えました。・・・なあんてビックリマークべーっだ!タエコさんはもちろん、気を引き締めて取材体制万全な感じでいたんですが、私は案の定、猛烈な水分不足で目が覚めました・・・あせるそりゃそうです、昨夜、自分ではカウント出来ないくらいのグラッパなどなど、お酒飲みまくりましたからね・・・二日酔いはまったくないのですが、いかんせん、水分プリーズ・・・あせる特に・・・オレンジジュースプリーズ・・・オレンジって感じでした。なぜかオレンジジュースが飲みたくなる・・・きっとアルコールでビタミンが破壊された?のか・・・はたまたこんな素敵なオレンジ色をみたからかは判りませんが。。。


実は深夜、飲んだくれて(タエコさん除く)ホテルへ帰って来たときに、日本にいる旦那さんに電話でRYOの様子を尋ねました。すると受話器の向こうから、RYOの声が。旦那さんいわく、「やはり、朝方が辛いみたい。」と。その頃特に私の胸がさらにパンパンに石のように固くなるのがわかる気がしました。そして、電話に出して欲しいと言ったら、思い出してしまうのが怖いと断られました・・・ダウンが、メールで「オラ、ととともう限界だよ~RYO」と写メールが。なんだか別れてたった数日なのに、普段、あれほど、不眠くんとちょっと離れたいと思ってたのに・・・やっぱり誰よりも会いたくなっていました。

さて。この日向かった先は、先日も訪れたレオナルド・ダ・ヴィンチの像があるスカラ広場。そしてこの木の向こう側にある、世界でも有数のオペラ劇場「スカラ座」

タエコさんは一度、観劇したことがあるらしいですが、私はとにかくなにもかも初めて。チケットを取ることはとても困難で日本からもチャレンジしたのですが、いかんせんその時期やってる演目がないあせるとのことで断念。本当はタエコさんが「さおりょうさん、ドレスアップして、行きましょうねラブラブ」とおっしゃってくださっていたので、密かに楽しみにしていたのですが・・・それは次の機会に。
そのかわり、内部の見学&併設されている博物館の見学はしてきましたよクラッカー

こちらがロビー。ほんと、訪れたのは昼間でしたが、夜、ここが社交の場となり、ドレスアップした美しい人に溢れかえり華やぐ様子が、ここにたった瞬間に肌で感じられました。そしてタエコさんも・・・シャンデリアを見上げてたたずむ姿が、この日の夜、行われるミラノコレクションへ向けて、美の意識を高めているような雰囲気で・・・そっとしておきたいような・・・そんな気高さがありました。

私は特にプッチーニのデスマスクに興味津々音譜このかたが、普段聴いてるあの名曲たちを産んだ人なんだと思うとなお鳥肌もの。訪れているイタリア人のかたたちもプッチーニの像やデスマスク前にたたずんでいました。

その後、先日、外観だけは見た、ドウオーモの内部へ行こうと移動中、途中でGUCCIカフェを発見目別にGUCCIだから入った訳でもなく、オープンカフェでオレンジジュースを飲んでる人に釘付けになり、朝からオレンジジュースを騒いでいた私のことを気遣ってくださったタエコさんが、「いってみましょうよ~」とおっしゃってくださってラブラブ
すみません、酔っぱらいおばさんな私・・・外観写真忘れました・・・あせる
タエコさん、優雅な雰囲気でメニューを見ています。一方私は、もうなにはともあれ「オーレンジビックリマーク」だったので、メニューすらろくすっぽ見なかったのですが・・・。

メニューや伝票入れのカバーももちろんGUCCIGUCCIなんともセンスいいです。このまま持ち逃げしようかとも考えたセコい人が約一名。

で!悲願のオレンジジュースラブラブラブラブ!!もちろん絞り立てで、完全100パーセント。それにしてもうまかった~クラッカー体中の細胞にビタミンが染み渡るのがほんと、たまらなかった~べーっだ!


飲ん兵衛な私にはもってこいの朝ご飯?です。ほんと、イタリアって、オレンジジュース、どこ行っても本当に美味しかったです。これで完全に目覚めた私目グッド!と、そこへ、さらに私の目を覚まさせる光景!!

GUCCIカフェに現れた超美人なママ発見!!叫びもう美しすぎてぶっ飛びましたよ~、私達。

しかも、このお嬢ちゃん、こなれた感じで、どうも、ここへの(GUCCIよ!)常連らしく、店員さんたちも顔馴染みで可愛がられています。

このお嬢ちゃん、RYOとほぼ同い年で、やはり、あっちちょろちょろ、こっちちょろちょろ。すばしっこいのですが、このモデルオーラ満載の美人ママ、ヒールでもあっちこっち追いかけ回しべーっだ!どこの国でも同じね~と思いましたが、そこで、私、はっとあることに気付き、がつんと打ちのめされましたオークション

同じ年齢の子供がいる母親なのに、なんなんだ??この差は???と。
いつも、子供がいるから・・・追いかけなきゃいけないからと大好きだったヒールを割け、無関心ながらも、いい素材のものなどを身にまとってたのに・・・最近ではRYOさんに破かれていいものが第一条件・・・。
それにひきかえ、このママさんは・・・指輪もこんな感じで、とてもとても、私がまず初めにコどもがいるからと敬遠しそうなものだったり・・・。

ブーツだって、ただのブーツではなくレースの部分がさりげなく出てたり。

もうね・・・本当に凄かった。本当に打ちのめされましたよ。。。ママだって、お母さんだって、お洒落や女性であること、忘れちゃいけないんだな~とほんと、反省しました。目が覚めましたよ。。。
タエコさんは、流暢な英語でそのお母さんと会話。お嬢ちゃんにもすごく懐かれていて、改めてタエコさんが子供に好かれるのはワールドワイドなんだ~とも感心。美しい人と対等に、堂々と会話出来るのも、タエコさんが美しいから。そのお嬢さんも小汚い私には懐きませんでしたがタエコさんにはべったりでしたべーっだ!


そしてその後。本日のメインイベント、ドウオーモの内部潜入へ。詳しい説明は省きますが、500年の歳月をかけて完成したゴシック建築の教会。その周りには何千体もの彫刻が施されており、ほんと、もう、建物自体がまさに芸術品!!叫び先日も訪れましたが日を改めて、内部潜入です。
こちらが外観。もう圧巻されます。

そして入ると・・・ここからは私、撮影中心になったので、個人的なカメラはあまりよく撮れていませんがそれでも、仕事のこと、全てを忘れひざまずきたく雰囲気がそこにはありました。私自身は無宗教ですが宗教とか信仰を乗り越えた祈りの厳かさがその中にはありました。

この写真ではお伝え出来ませんが、内部はとても広く、歩く距離も相当なもの。。。信者が祈りをする椅子には行けないのですがその周囲、建物全体を囲っているステンドグラスの下をずっと奥の方へ歩いて行きます。するとこんな光景が。


この一筋の光。これは人工の光でも何でもなく、れっきとした太陽光。もともとステンドグラスはそのようにあるべきものなのですが、薄暗い中に計算され尽くされたかのように入る太陽光に、厳かさを感じずにはいられませんでした。今も昔も変わらず照らす私達人間の姿。何も言葉はいりませんでした。なんて毅然とした凛とした・・・美しさ。タエコさんとは距離がありましたが、彼女もまたその光の方をずっと見つめていました。
もちろん、彫刻だけではなくこのステンドグラスも、一枚一枚絵が違います。何百年も昔からミラノの住人はここで祈りを捧げ、美しい光の中、自分を省みていたのだと想像するだけで体が震えます。

そして、一度屋外へ出て別の入り口から、ドウオーモの屋上へ出ることに。上に登って行くほど、数々の彫刻の細部がよくわかります。よくここまで、人目につかないところにまで美しく細かな彫刻を施せたのか・・・本当に「祈りの美」がなせる技なのか・・・今も昔も「美意識」が高かったのか・・・とにかくまたまた私、打ちのめされました。

もちろん、冗談なんかいっちゃいけないんだろうけど・・・RYOさんを次々発見することが出来ましたべーっだ!

内心、「RYOが1人目、RYOが2人目~ビックリマーク音譜」なんて内心カウントはじめた頃、タエコさんは・・・。

一人佇んでいました。きっと彼女の中でなにか大きく突き動かされることがあったのかもしれません。今夜迫っているミラノコレクションの取材に向けて・・・。そして自分自身へ課した問いの答えを探すかのような姿でした。きっと昔のミラノ人もこんな感じだったのでは・・・。なんかそう思わずにはいられない光景でした。

気付くと、先ほど自分たちがいた広場がこんなことになってきました。相当上へきています。

そして屋上からはこんな感じ叫び!!

正直、相当高いです!私はアホなもんで高所大好きですが、タエコさん・・・ちょぴりビビっていましたあせるちょっと可愛い乙女なタエコさん、新発見ですにひひこういう街の広めの絵を撮るの、大好きクラッカーつうか、撮らなきゃいけないんですがねにひひ
下から見えた突端は・・・こんな感じになっていました。これは500年かかるよね・・・本当に。ここまでとことん美意識を極めること、それも何世代に渡って引き継がれること・・・なかなか日本人には出来ないことかもしれません。なんか既に感じ始めているいい意味での「違和感」の答えがもうすぐ見つかりそうな感じでした。

そしてタエコさんの方を見てみると・・・やはり、なにか空を仰ぎながら深呼吸をして考えを巡らせているようでした。500年かけて築いた究極の美に対して礼を尽くされているようなそんな感じがしました。そして自分自身への問いの答えを出されているような・・・そんな感じを受けました。

そしてどのくらいの時が流れたでしょうか。タエコさん、すっくと立ち空を仰ぎ深呼吸を一つして次々とシャッターを切り始めました。


昔から変わらずミラノの街をを見守り続けている彫刻達。「まるで空を飛んでるみたい!」とタエコさん興奮しておりました音譜

そして、まるで雲の上の世界から、人間界へと戻った私達。そこで、ちょっと気になるカフェに入りました。そして私が絶対イタリアで食べたかったマチェドニア(シロップ漬けフルーツの盛り合わせ)をオーダーにひひもうこの日はアルコール漬けの体を活性化させようとしてなのか、無性にビタミンを体が欲していました。完全にただの酔っぱらいです、私。

一方、タエコさんは優雅な感じで健康的な美を醸し出しながら食しています。私とは正反対です。同じものでもこうも違うかといった感じ汗

そうしてがっつく私とはこれまた正反対に、タエコさんはじっと何かを観察していました。そう、美人ハンティングです。それと同時に、数時間後に控えたミラノコレクションに向けて懸命になにか自分なりの答えを出そうとしている姿に私は遠くから見守るしかありませんでした。


そうして、私のほうはというともうすぐバッテリーが落ちそう・・・だったら、早くナレーションベースの絵を撮っとかなきゃと、ちょっと遠くからタエコさんを狙っていたところなんと「チャオ!!べーっだ!」と現地の男性がレンズ前に現れるではないですかビックリマーク個人的にはグッドルッキングガイたちに声かけられることはいつでもウエルカムラブラブグッド!なんですが!この切羽詰まった・・・しかも、私が頭の中でしっとりした仮ナレーションを頭に描きながら撮ってるときにパンチ!ちょいとカチンときましたが、ここは「愛の国」しかもイケメンとくれば仕方ありません得意げそんなことがイタリア滞在中何度もありました・・・。

そうして、「美への洗礼」を受けまくった一日を過ごした私達は一度ホテルへ戻り、ミラノコレクションへの準備にとりかかることにしましたクラッカーすると何と部屋にこんなお届けものが目!!

おおおおお!これは!

ミラノコレクションへの招待状&シルバーの手帳&ANTEPRIMAのバッグではあ~りませんか叫びアップ!!ちゃんと私の名前が入ってる・・・・しょぼん(このブログでは消してますが)すごく感激でしたアップ

本当に!ANTEPRIMAの皆さんの心遣い・・・そしてクリエイティブディレクター荻野いづみさんの細やかな心遣いとサプライズ演出ビックリマークこうでないと大人の女性をわくわくきらきらさせるファッションは出来ないのかもしれません音譜30代のこんな大人の私だって、こんなにドキドキさせられたこと、人生にそうそうありません。大人の女性の遊び心・・・ほんと、こういうことをも指しているのかもしれません。(ちなみに私は全然回しものではないんですが、ほんと、ほめたくなることばかりで絶賛記事になっちゃうんですよ・・・人生毒舌派の私が。心からいいと思わないとほめられないんですがねあせる

タエコさんも歓喜しとりました音譜そしてすぐさま、その感動を写真におさめておりました音譜

さあ、ミラノコレクションへのテンションもあがりまくりの私たち音譜さ、これから本番です。