9月20日。
この日、朝方までパッキングをしていた私ですが、ぎりぎりまで、RYOに添い寝。それでも、母ちゃんの異変を最近感じてたRYOさんは早起きしていました。そして9時過ぎにタクシーへ。父ちゃんとRYOに見送られての出発です。RYOが小さな体でカカの大きなスーツケースをタクシーまで押してくれました。絶対に泣くものかと心に決めながらも、やはり、最後抱きしめたときにはもう、陥落寸前あせる姿が見えなくなるまでずっと手を振っていましたが角を曲がると同時に、ボロボロ涙が・・・。それでも、途中、このブログで知った、大好きで尊敬する先輩ディレクターママさん、たまたまさんがからいただいたコメント「大丈夫、RYOさんは母がいなくたって元気に楽しくしているはずですよ。なぜなら、絶対帰ってくるって知っているから。」。そう、そうですよねと心機一転。東京の景色が変わる頃にはもう想いはイタリアでした。

少し早めに到着し成田空港周辺を撮影。
今回追うのは「夢への挑戦に手遅れはない」という持論をお持ちでいくつものイベントをひらいている次屋妙子さん。妙子さん自身主婦だった35歳で、イベントプロデューサーへの挑戦を始めた方でもありますが、彼女が今抱えている悩みや「次なるステップへの自分探しの旅」でもありました。


彼女は今回、ミラノという美の聖地でミラノコレクションをレポートする大使命はもちろんのこと、その他に「大人の女性の遊び心とは」、そして「そこでミラノコレクションに参加しているANTEPRIMAの姿とは」などを模索し「自分と同じように30代半ばで主婦から世界デビューしたANTEPRIMAのクリエイティブディレクター荻野いづみさんからなにかヒントを得られないか」ということが旅の目的でした。そして願わくば「荻野いづみさんご本人にインタビューしたい・・・」と。私は、友人でもあるタエコさんですが、そこは主観や同調してしまう心をぐっと押さえ客観目線で切り取らなくてはいけません。人間を切り取る力・・・ドキュメンタリーをとるディレクターとしての力は衰えていないだろうか・・・。いろいろ心配もありましたが、なにはともあれ特に女性としての目線を生かしたものにしたいと意気込んでイタリアへ出発しました。どれだけ、彼女の気持ちの変化を映像で残せるかが私の勝負。今年前半、やってたドキュメンタリーとはわけちがいます。

そうして、14:10、成田を出発。その日、台風が直撃されるとの予報でしたが、嘘のように晴れ渡った空。タエコさんがすごい晴れ女だそうで。。。ちなみに私は幼い頃からすんごい雨女・・・雨タエコさんの気迫勝ちです晴れ今回日本から同行してくださったのはANTEPRIMAのプレス、川口さん。とっても丁寧で親切でしかもオシャレで。本当に素敵な女性です。席は離ればなれでしたが、成田での記念撮影にも快く応じてくださりました。


いつもながら、離陸で血が逆流するほど、一人興奮する私をよそ目に、タエコさんは早速、本を取り出しました。ミラノコレクション、ミラノ、美についての予習です。ボールペンでさっさと線を引きながら、ノートに書き出していく・・・。これをほぼミラノまでの13時間、食事以外はずっとやっていました。

私はといえば・・・普段あまりゆっくり見れなくなった映画を3本見たり、酒飲んだり。もちろん撮影もしていましたが、基本的にお気ラクおばさん状態あせるタエコさんの愛犬(?!)ぬいぐるみの小太郎君と大好きな雲を眺めていました。

なかでも、本物の(?!)アルプスを見たときには感激アップ生涯登ることはないかもしれないけど、さらにその上から眺められて飛行機オタクな私は大満足でした。


そうして無事イタリア・ミラノへ到着。現地時間では夜8時頃でしたが日本時間ではすでに深夜3時近く汗それでも、普段から不眠息子につきあったりしてる私や寝ずに仕事し続けられるタエコさんにとってはまったくノープロブレムべーっだ!普段から時差ぼけ生活してる強みが出ました。

そうして空港から1時間ほどでホテルに到着。
ATA HOTEL EXECUTIVE。こちらが私達のベースとなる宿です。


ホテルからは地下鉄の駅のすぐそばで、しかもミラノから地方へ出る中央駅へも近く、本当に交通の便のよい立地。ちょっとしたハプニングがあり、思わず「ドッキリか?」と思うことがありましたが、本当に素敵なホテルでした。私はどこかの航空会社のパイロットが行ったり来たりしてるのに釘付け目日本では明け方なのに、目はギンギンに冴え渡っておりました。

そして、ANTEPRIMAのPRESSの美しき女性達と食事に出ることにしたのですがその前に、荷物を部屋へ。

するとこんなサプライズ音譜

とても香しい生花とキャンドルラブラブ長旅をしてきてちょっと腐りかけていた体の細胞が甦る感じの爽やかさビックリマーク
送り主は何と叫びビックリマーク

そう、ANTEPRIMAのクリエイティブディレクター、荻野いづみさんからのプレゼントでしたアップ・・・さすがです。ただでさえ、ミラノコレクションを翌々日に控えお忙しいどころではないでしょうに・・・本当に心尽くしの極み。きめ細やかな心遣い。なんか一度もお目にかかったことはありませんが、世界で勝負するということは単に強さだけではなく、他人へ対する思いやりが人並み以上の方なんだな~と感動してしまいました。

その後、日本時間の明け方。食事へ街へ出ました。私、24時間以上寝ていませんでしたがやはりノープロブレムでした。もちろん、タエコさんも。

こちらの通りにANTEPRIMA もあるのですが、とりあえずその模様は後日。
で、到着したのは、ANTEPRIMAのPRESS御用達?のお店(ごめんなさい・・・すべて動画でおさめたので外観写真ありませんあせる)。すでに何人かの関係者の方達は食事をなさっておりましたが皆さんお美しい。中でもPRESSの課長代行のO手さん・・・もういいや!沖手さん!


初めてお会いしたときからなんだかタエコさんと意気投合なさっていたとてもテンション高く頭の回転も速い敏腕PRESSさんのかたなんですが・・・なんと!私と同い年だったことが判明!!しかも沖手さんご自身の経歴とかもすべて話してくださって、本当にいい会社にいること、自分がこんな天職ともいえる職業に携わっていることを活き活きと話していらっしゃるのが素晴らしかった~アップビックリマーク同世代が活き活き活躍する姿・・・しかも世界を駆け巡り活き活きと仕事する姿は心打たれます。自分もどうにかしないと!とむち打たれました。しかもなかなか自分の会社を心から愛することって・・・できないですよね。なんらかの不満をもつだろうに、沖手さんにはまったくなく、御会いするだけで上昇気流にのれそうなかたに久々御会いしました。

で。嬉しいお料理の数々!もちろんワインもたんまり飲み・・・。
生ハム。うまうまでした。日本で食べてたのはなんだったのかな??

ルッコラのサラダ。スライスされたパルミジャーノがあいます。これを自分でオリーブオイルとバルサミコで味付けするんですが手早く沖手さんがやってくださりました音譜

そして、ミラノと言えばミラノカツレツ!これは日本人にはたまらなくあうと思います。

こちらはソーセージののったリゾット。これ、私のど真ん中でした。

最後はさっぱりジェラートで。考えたらイタリアの食事って、ほんと、日本人に受け入れられているものばかりですね。

本当は皆さんで撮ったナイスショットがあるのですが・・・私が写ってるので却下。その代わりにタエコさん1ショットで。ほ~ら、楽しさが滲み出てるでしょう??!本当にANTEPRIMAのPRESSのかたがたそれぞれがキラキラしていて(活き活き)それがものすごく印象に残った日でした。


お開きしたころ。日本ではもう明け方6時すぎ。気付けば、私、洋服にオッパイが滲み出て石のように固くなっていました。RYOはどうしたんだろう・・・。何度も夜中、オッパイ目当てに起きるやんちゃな不眠坊主くん。今日は旦那さん一人でみてるはずですが・・・。ようやく気が抜けたのか、心は遠き日本へ向かいながら長い一日を終えました。