インジェラを食べよう! | サオタビ!!

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「窓側座ってもいいっ?♪☆

無事メケレ行きの飛行機に乗れてご機嫌なわたくし。
一体いつぶりだろう…と思うプロペラ機にちょっと興奮です。

「プロペラ機ってすごいよね!」
「飛んでる最中にあのプロペラ、外れたらどうなるのかな!?」
「素朴な疑問なんだけど、プロペラって外れないのかなっ!?」


質問攻めです。



いよいよ離陸です。
プロペラ機って、とにかく音がすごいよね。
ゴォォォォォオオオオオオ!!!!!!!って。

『○▼※△☆▲○▼※△☆▲※◎ヘ(゚∀゚*)ノ』

「え??何??もっかい言ってー?」

『○▼※△☆▲※◎★●☆♪(°∀°)b 』

「え??全然聞こえないよ!!!」

隣に座っている王子が何か喋りかけてきますが、隣の席なのに全然聞こえない。
ま、基本何でも楽しむ王子の事ですから、
大方「プロペラ機ヤバイなっしー♪ヒャッハー♪」とか言ってるんでしょう。
本当、ふなっしー大好きなんだから…
とりあえず微笑み返しだけしておきました。





こうして、無事メケレの空港に19時過ぎに到着。もうすっかり夜です。
メケレ
明日から参加するダナキルツアーのツアー会社Ethio Travel and Toursの方が
空港まで車で迎えに来てくれました。無駄に3人もね!
そして皆が泊まっているヨハネスホテルまで送ってもらいました。
(夜だったのでホテルの外観とか撮ってません。気になる方はたくみ君のブログを見てね♪)


ヨハネスホテルの宿泊料金は、
シングル230ブル(約1150円)/ ダブル300ブル(約1500円)だそう。
その辺の安宿から比べると少々お高いホテルですが、
このホテルにEthio Travel and Toursのオフィスも入っているので便利。


そしてヨハネスホテルで皆と感動の再会seiseisei
もえちゃんと秋田くんは初めまして、です。


エチオピアに着いて全く両替をしておらずドルしか持っていないわたくしと、
両替していたブルをほぼ使いきってしまった王子。
ホテルの代金を払いたくても払うお金がありませんでした。

そんな時、あの岡センセイが
「僕、ブルたくさん持ってるんで両替しましょうか?」
と両替商に早変わり!!!
※その後、岡センセイはわたくしから“ブル先生”と呼ばれるはめになる。

岡センセイに宿代と夕飯代くらいになるであろうお金を両替してもらいホテル代を払う。
それからみんなでEthio Travel and Toursのオフィスに行き、ツアー代1人450ドルを支払い、
明日からのツアーに関する確認と交渉を済ませ、いよいよ、夕飯です。



ホテル内にあるレストランに入ったわたくし達。
スタッフの女の子に集合写真を撮って、と頼んだら、
メケレ
どう頑張ってもこんな写真しか撮れなかった。
ブレブレです。まぁいいけどね。
どうせ皆ブレブレな人生歩んでる人ばっかだしね、そりゃ写真もブレますわ。



さて。いよいよ念願のインジェラとご対面です。
今回の旅、やたらゲロに縁がありますが、
“見た目雑巾・味はゲロ”と例えられるインジェラとは一体どんなものなのか。

「まゆさん、まゆさん、インジェラ、どれがおススメー?」
とインジェラマスターのまゆさんに聞くと、
『せやなぁ、○○っていうやつがおススメやでー♪』
※名前、忘れました。
『あとはせっかくだし究極のインジェラ食べてみたら??』


きゅ…究極のインジェラ…


『この、Tibs Firfirってやつ!』
インジェラ
通常はテフの粉を水で溶いて発酵させ薄いクレープ状に焼いたインジェラに
唐辛子で煮込んだワット(辛いシチュー)などを包んで食べるのですが。

このフィルフィルって奴はなんと、
インジェラをインジェラで包むという
抜群の破壊力を秘めた、キングオブインジェラ!(か、どうかは知らない)



「なんか面白そうだからわたくし、フィルフィル頼む!」



わたくしが声高々にそう宣言した時、
まゆさん以外の誰も目を合わせてくれなかったのを覚えています。

結局10人中、インジェラを頼んだのは3人(わたくし、まゆさん、岡センセイ)だけ。
あとの7人はミートソースとかケバブとかミックスグリルとか、
おい、ここファミレスじゃねーぞ
というような注文をしました。
(既にわたくし以外の皆は一度はインジェラを食べていたので)



次々と運ばれてくる料理。
これはミートソース。大盛りすぎるよ。
インジェラ


これはミックスグリル。普通の肉ね。
ミックスグリル





そしてまゆさんの頼んだインジェラがきました。
インジェラ
こ、これが噂のインジェラ!!!
たしかに雑巾みたいな色してる!!!



アップでみると食欲を失います。
ミートソース
発酵させた結果、こんなふうにプツプツなるんだって。
トライポフォビアの方、ごめんなさい。



まゆさんのインジェラをちょっと貰って食べてみた。
インジェラ
「…酸っぱいね。」
ゲロの味とは思わなかったけれど、正直美味しいかって言われたら別に美味しくない。
願わくば発酵させないで普通に粉を焼いてくれた方がありがたい。



こちらは岡センセイが頼んだインジェラ。
インジェラ
無駄にアーティスティックな盛り付け。





そしてついにフィルフィル登場。
インジェラ
なんだかもう恐怖の塊にしか見えん。
細かくした酸っぱいインジェラを辛いソースで煮込んで、
それを酸っぱいインジェラに包んで食べるというこの料理。

どこに旨さを見出せばいいの?

分からないよ。
インジェラが好きって人、結構いるけど。
わたくしには分からなかったよ。
酸っぱさと辛さと痛みしか感じなかったよ。

しかも食べているうちにあまりの辛さに舌が麻痺。
インジェラ
麻痺っていうか激痛??
殺傷能力はんぱねーな!!!




「王子、もう舌が痛くて食べられない…」
「王子のミックスグリルのお肉、ちょうだい?」

ファミレスとか馬鹿にしてごめんなさい。
普通のお肉美味しかったです。





完食することが出来なかったわたくし。
部屋に戻ってからお腹が空いたのでカリカリ梅食べました。
同じ酸っぱい食べ物でも梅とか酢こんぶのが遥かに好きだ。





寝る前にシャワーを浴びようとしたら、
お湯の電源を入れたのが遅かったのでお湯が出ず、初日から水シャワー。
いくらアフリカとはいえ、標高の高いアディス、夜は冷えます。
「水シャワーだよー、王子気をつけてね。」
気をつけようがないけどね!

しかも王子に至っては水シャワー云々より
『わー!!!ボディソープがバックパックの中で漏れたー!!!』
と叫んで取り出したのは、
ポンプ式のボディソープ。

「…王子、なんでポンプ式なの?そりゃ漏れるよ。」
「…バックパックの中でポンプ押されまくるよ。」


『はっ!!!そうかっ!!!』

この人、本当に世界一周した人なのかしら。
そんな事より、リアルに寒くて眠れる気がしない。
このままじゃ風邪ひいちゃうかも…かも…かも…
爆睡
それでも。
王子がシャワーを浴びて出てきたら写真のようにベッドのど真ん中で爆睡していたようですし、
翌日も一切風邪の気配などなく元気だった自分はタフだなーと改めて思います。


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好きにはなれなかったけれど、
とりあえずインジェラ制覇!!!

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これわたくしが喜ぶのでshokoponお願いします。

今日も読んでくださってありがとうでしたseiseisei
シャロームsei