今日は職場の人達と山形蔵王登る予定だったのだが、生憎の悪天候で中止
頂上の風速20m/s以上ってどうなのよ

というわけで、ジョギングしたり洗濯したりの清く正しい生活を送っていたのだが



我慢できずに仙台の奥座敷、作並温泉にきてしまった…

作並温泉は初めて
ホテルは日帰り入浴を受けてくれてはいるが、軒並み高い。東北湯巡りで身についた温銭感覚では、日帰り入浴に1,000円以上出したくない

ここ作並ホテルは600円で入浴できる、しかも自家源泉神の湯の風情あるお風呂に入れるそうだ

寒い館内を進む。今は日帰り入浴専門で営業しているとのこと。色々理由があるのだろうが、温泉だけでもやってくれれば有難い

さて、浴室








川に面した神の湯は、内湯ながら抜群の開放感



強風に煽られて、枝に積もった雪が吹き飛んでいく
東北に来て思ったのだが、この地域の人たちは春を心待ちにしている。大阪の人だってはやく春にならないかなと思うだろうが、東北の人たちの春を焦がれる思いというのは大変強い。
昨日今日の寒波を受けて、「これが最後の雪になる」「あとはどんどん春が近づいてくる」と話す人たちを見て、県境の灰色した分厚い雪雲や、仙台市内も雪が積もったというのに、この人たちは負け惜しみを言ってるのかと最初は思ったが、彼らの経験で言うとこれが底、これからは少しづつ春めいてくるのだろう
さて、



湯口には硫酸塩由来の析出がこんもり



湯は一旦湯口の下にある岩を伝い、湯船の底と壁に開いた二つの穴から浴槽へ投入されるという凝った作り
最初知らずに湯口に手のひらを置いてしまい、めっちゃ熱くてヒャッと声が出た



湯温は入口側が43度、奥が42度、湯口前が44度と場所により微妙に差がある
湯ざわりはキッシキシ
石膏の甘い匂いは感じなかった



出たり入ったりを繰り返しながら、窓外の景色を眺める
雪に閉ざされた宿に、長芋とビールをしこたま持ち込んで泊まるのもいいだろうな
日がな一日飲んでは入り、上がっては午睡し、起きたらまた酒飲んで

そんな気になった作並ホテルでの昼下がりでした

作並ホテル
宮城県仙台市青葉区作並長原3-2
0223-95-2341
600円
11:00〜17:00
木曜日定休

神の湯
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
溶存物質総量1.0105g/1kg
pH7.6
泉温54.0℃
無色透明、無味無臭にして、弱アルカリ性である
主要成分(1kg中)
硫酸イオン450.3mg

R48から湯づくしサロン一の坊さん方向へ進む
駐車場はおよそ10台分