青森県境にある日景温泉、明治の頃の地震で湧出したらしい。それから100年余、地元の人の湯治場として愛されたが、2014年に経営者が変わり高級路線に変更した
R7からこんな細い脇道に入るのかと思うくらい心細い道を進むと、突き当たりに日景温泉がある
山が突然開ける感覚は悪くない

チェックインして最初の説明は、全部で4つある貸切風呂の案内
二つの黒板があり、片方は今夜の、もう片方は明日の朝の貸切風呂を予約するためのもの。1時間刻みで時間を書いているので、空いてるところに自分の部屋番号を入れる
ちなみに貸切風呂の名前が独特で、全く覚えられなかった
予約は終始まばらで、結局全ての貸切風呂に入ることができた
さて、貸切風呂の他に男女別の湯があるので、合計5つの湯に入らないといけない
早速貸切露天風呂へ
中庭に出ると、経営が変わった時に掘り当てた炭酸泉で作った貸切露天風呂が二つある
まずはその一つ、うるげる湯へ
おお、美しい
しかし悲しいかな炭酸泉、服を脱いですぐにアブちゃんにたかられる
対空戦用意、総員配置につけ
近くにキンチョールがあったので応戦しようと掴むと、なんと空ではないか
びしょびしょのまま服を着て退散
続いては貸切の内風呂へ
2メートル四方の湯船が一つ。奥の湯口から源泉がとぽとぽ掛け流されている
これは絵になりますね
白濁りの湯は、よく見ると細かい湯の花がびっしり
湯温も42度の適温で、これは長湯したくなる
佇まいから恐らく湯治場最初期の頃から使われているのだろう

夕食後、男女別の大浴場へ
ここがメインの大浴槽
浴槽は二つに仕切られており、片方は浅めの寝湯仕様。これは気持ち良い
そしてここから男女別の露天風呂に続く
日が暮れるとアブちゃんもいなくて快適
この湯を延々と独占
私の他にも宿泊客はいるのに、皆風呂に入らず何をしてるのか

そうか、アブがいないのかともう一つある貸切露天風呂へ
綺麗ですね
しかし、蛾やら何やらが飛び回っている。虫を焼き殺す殺虫灯に時折虫が当たってバチバチ言ってるしやめてください

翌朝、朝風呂に貸切の内風呂へ
ガラッ、おはようございます


むう、美しい
結局この貸切内風呂が一番気に入った

日景温泉
秋田県大館市市長走37
0186-51-2011
600円
10:00〜15:00

含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)
(低張性・中性・温泉)
成分総計6.995g/1kg
pH6.3
泉温38.4℃

R7から一本山道を入る
細いが路面は綺麗
駐車場は30台分