今回の湯巡りは期せずして温泉界の四番バッターばかりを巡る旅。恐らく私の人生で一番豪華絢爛な湯巡りとなった
その中で一番有名な温泉がこの鶴の湯
日本一有名な秘湯というのは決して褒め言葉ではないが、それでも鶴の湯を良く表している。宿泊予約は半年先まで埋まっているそうな

鶴の湯までの道は細い舗装路、途中から未舗装路となる。リップを擦らないようゆっくり進む
私の前には古いワゴンタイプの軽、ブレーキランプの球も切れている。ん?なんと和泉ナンバーではないか。蒸ノ湯に続きここでも地元の人との邂逅。仙台でもまだ出会ったことがないのになぜ僻地でばかり会うのか

立ち寄り湯は9時からということで、混雑を避けるために9時を少し過ぎた時間に到着したのだが、既に結構な人で賑わっていた

受付で湯銭を払い、早速有名な露天風呂へ
12〜3人が既に入っている
(ネットより)

しかしほとんどの人が湯縁にいる。すいませんと湯べりの人を割って奥に進み、足元湧出している地域、写真でいうと湯の真ん中にある岩のあたりに陣取る
湯は40℃くらいのぬる湯、青白い濁り湯は細かい湯の花が沢山舞っている
優しい硫黄臭、そうだな白骨温泉に似た感じだ
湯のそこかしこからプクプクと5ミリほどの気泡が湧き上がっている
体を伝って上がってくる泡がこそばゆくて気持ちいい
気泡を手で集める。雲ひとつない晴天、陽の光が集めた気泡を真珠のように輝かせる
ああ音に聞く天下の名湯よ、次は泊まってこの湯を独り占めしたい

鶴の湯温泉
秋田県仙北市 田沢湖田沢字先達沢国有林50
0187-46-2139
600円
10:00〜15:00

含硫黄-ナトリウム-塩化物-炭酸水素塩泉(硫化水素型)
(低張性・中性・温泉)
成分総量2.53g/1kg
pH6.8
泉温39.4℃

県道194号線から未舗装路を約4キロ進む
砂利が敷かれているが、諸所に窪みがあるので低車高車は注意
駐車場は30台は余裕