今年入った151湯のうち、特に記憶に残ったところを挙げていきます。
(名だたる名湯を巡ったので、なかなか決められなかった…)
第5位 塩原新湯 湯荘白樺(栃木県那須塩原市)
おもいのままさんに触発され、寺の湯へ行ったのだが、紅葉シーズンど真ん中で混雑
仕方なく立ち寄った先は湯荘白樺
古ぼけた、しかも風情も全く感じられない佇まい
全く期待していなかったのだが、浴室の扉を開けて悶絶、己の不勉強を恥じる
ええわ、ここ
窓から差し込む陽光に優しくうねる湯面
硫化水素の臭い、白濁りの色、少し刺激のある浴感、これは満貫
露天風呂は流れる雲を見ながら
これも満貫
二度目は職場の同僚と泊まりで行く
おじさん二人旅
共同湯巡りして帰ると布団が敷かれていた
あの…
(ノンケです)
第4位 日光湯元 温泉寺(栃木県日光市)
初めて行ったのはGW明けの日
ここは冬季閉鎖らしく、あなたラッキーね、営業再開したばかりよとお寺のおばさんが言ってた
お寺でラッキーは如何なものかと内心思う
何はともあれ中へ
お布施500円を払い入浴
2m四方の浴槽が一つあるだけ
しかしまあ濃厚な硫化水素臭の白濁り
佇まい、臭い、色、ここも満貫
2回目は晩秋
しまい間際に訪れたため、独占
夕暮れの日光湯元でおじさんひとり
絵にはならない
第三位 庄川湯谷温泉(富山県砺波市)
色んな人のブログを見て、一番気になってた温泉
夏休みにようやく訪問
大きな建物、湯治客で賑わっていた昔日の面影はない
玄関の箱に500円を入れて廊下を先へ
ガラス張りの炊事場を通って階段をおりる
遠くから「どぅおーん」って聞こえてくるのだけど、なんですかね
沈没した風呂
さっきの音は、男湯と女湯の間に設えられた湯口が沈む音
先が陽物のような湯口はシーソーのようになっていて、仰角を付けると大量の湯が放物線を描いてドバドバかけ流される
その音が半地下コンクリート製の浴室に反響する
ぬる湯だけど、逃げ場がないのです
水没した洗い場でトドになっていたのだが、さすがに湯あたりした
第2位 夏山温泉もみじや旅館(和歌山県太地町)
優しいお風呂
佇まい、やさしいゆる湯、大量の湯量、ふんわりたまご臭、大量の泡つき、夏山温泉を語る上で外せないキーワードです、が、
この両端のラウンド、ここのスッポリはまり具合が、とてつもなく優しいのです
まるで母の胎内にいるかのような塩梅
(大げさか)
是非一度お試しあれ
第1位 松の湯温泉松渓館(群馬県東吾妻町)
佇まい、湯量、臭い、泡つき、そして湯温、そして湯の流れる音、そして女将さん
全て満点、役満です
かなり期待して行ったのに、それでも予想をはるかに上回る名湯
あかん、また行きたくなってきた…
背徳さん教えてくださりありがとうございました
今年はここに挙げた五湯の他も、ほぼ外れなしの温泉巡りが楽しめました。ネットの先人たちに感謝
来年もいい出会いがいっぱいありますように!