2年越しの念願叶う

「そうかい、采斗くんは仙人風呂に行ってみたいのかい」「うん、ぼく仙人風呂に行ってみたいんだ!」

孫の意外な発言に、温泉好きの夫は思わず相好を崩した。無理もない、夫はこれまで10年以上一人で温泉巡りをしてきたのだから。今回は可愛い孫が同行してくれると言ってくれているのだ

「よし、じゃあじいちゃんと二人で仙人風呂に行こう。いいかい采斗くん」

がばっ!目が覚める。時計の針は3時30分を指していた

そうだ、俺は独り身で、孫はおろか嫁も子供もいないんだった

(大体采斗ってなんて読むのだ?)


そそくさと用意をして家を出る

計画変更して当初湯ノ峰温泉に行ったのは前回のブログどおり

7時に川湯温泉に到着

すっかり綺麗になった亀屋旅館

あの、名入りスコップまだでしょうか


梟さんのブログを読んで事前勉強していたので、脱衣所へ迷わず行けた

建物は綺麗だけど、癖の悪いのが多いのか駐車場はみかんの皮とか捨て放題。やめようね


ここで海パンを中に履き、うわっぱりを羽織って河川敷へ

道中、上級者が掘ったらしき川湯風呂を発見

透き通ってる…

今年2月に我々が作成した川湯風呂

むう濁り湯というか泥湯だった

そして仙人風呂へ




肝心の風呂の写真はなし

だってビキニのボインちゃんやワンピースのポインちゃん(いずれもカップルです)がいたので、盗撮とか誤解されたら面倒でしょう

(観光協会のHPから。みんなすっぽんぽんだしいつの時代の写真を使っているのだろうか)


湯は足元湧出、川湯を適宜入れて41℃くらいの適温にしている

深さもちょうど良い

これはいつまでも入っていられる

一緒になった人たちの会話を聞くとはなしに聞く


この後十津川へ抜けて谷瀬の吊り橋行くか、若い頃行ったけど、丁度投身自殺の現場に出会して、12連写で写真撮った(ええっ?)

ちょっとサスペンスすぎませんか


出るのが億劫になる

そうです、出るのが面倒くさい

まず河川敷なので一面小石なのだが、裸足だと足が痛い(冬ですがビーサン推奨)

そして当然吹きっさらしの中、タオルで体を拭いて上っ張りやズボンを履く

これは面倒くさい


采斗くん、そろそろ上がろうか

うねと?さいと?最後までしっくりこない架空の孫の名前を心の中で呟いて風呂をあがる

しっかり温まっているのか、想像していたよりも風は冷たく感じなかった


川湯温泉仙人風呂

和歌山県田辺市本宮町川湯

0735-42-0735

6:30〜22:00

無料


ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉

(低張性・中性・高温泉)

成分総量不明

pH6.5(実測値)

泉温73℃


駐車場は40台分あり。河川敷にも停められるようだがスポーツカーは厳しい

道は南紀奇跡の高規格道R311から一本入るが、整備されており不安なし