川湯温泉をあとにし、紀伊半島を西へ

勝浦温泉、湯川温泉をすっ飛ばして串本へ

串本温泉・サンゴの湯

等張性の塩化物泉ながら、循環塩素消毒の湯づかい

しかし地元の先輩たちで大賑わい

大汗かいて這々の体で出てくる


夏はぬる湯だろう

というわけでR42を外れて山中へ分け入る

そうです古座川の山中にひっそりと湧く美女湯(みめゆ)温泉へ

しかし14時開店ということでしばらく時間つぶし

裏山に登ってみましょう

おー、NDが餅のようだ

不意にお寺の境内に出た

人気のない本堂

しかし清掃は行き届いている

年老いた夫婦とと息子と思しき男性が墓参りしていた

和歌山は懐が深い


さて、温泉

湯銭300円をお姉さんに支払い中へ

一番風呂、そして貸切

二人サイズの小さな浴槽

奥の窓下にある茶色い塩ビ管から加温された湯が供給される

出前左の蛇口が冷たい源泉投入口

透明度の高い湯

微かに石膏臭

それでは参りましょう、それ!

ドドドド、源泉投入

源泉は微かにたまご臭

ごくごく飲める

飲むと鼻腔に芳醇なたまご臭

気持ち良いなあ

櫂みたいな、というか湯もみ棒がわりの櫂

笑ってしまった

風呂上がり、冷房のよく効いた部屋で冷たい水を頂く

昔は相当の美人であったろうお姉さんにお話を伺う

やはりこの湯を目当てに全国各地から人が訪れるとのこと

湯は人を繋ぐのですね

ありがとう、また来ます


美女湯温泉

和歌山県東牟婁郡古座川町長追257

アルカリ性単純硫黄泉

(低張性・アルカリ性・温泉)

成分総量0.136g

pH9.5

泉温34.8℃

湧出量24ℓ/分