こんにちは!

 

夫婦で迎える産前産後メンタルサポートの

片岡かおりです。

 

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 産後のパパの役割

 

 

男性の育児休業の取得率が2024年度は40%超える勢いとなり

 

ますます育児をするお父さんに期待が高まってきます。

 

そこで、今回は「産後の父親の役割」について

 

大事なことをお伝えしようと思います。

 

 

特に産後すぐから、パパには意識してほしいことがあります。

 

そのことを意識することで

 

産後のママが元気になり幸せになることを助けることができます。

 

 

 

それは、ママと赤ちゃんの緩衝材になるということです。

 

「ん?緩衝材って何?」って思いますよね。

 

ママと赤ちゃんが、べったりと引っ付いている状態のところに

 

パパが間に入って2人の世界を緩める感じです。

 

 

  原初的母性的没頭

 

 

産後のママは赤ちゃんのことを常に意識しています。

 

「全身全霊を傾けて、生まれたての乳児の要望を感じ取り、

 

それに対応しようとする心の状態」

 

この心の状態を「原初的母性的没頭」と言います。

 

イギリスの小児科医で精神分析医のウィニコット氏が提唱しました。

 

 

赤ちゃんを産んだママが、赤ちゃんのために盲目的に一生懸命になるのは

 

当たり前のようにも感じるかもしれませんが、これは非常に特殊な状態です。

 

赤ちゃんの表情や泣き声の調子、小さな動きを五感を総動員させて

 

赤ちゃんの要望にこたえようとします。

 

 

赤ちゃんの方は自分で状況を理解することや

 

感情を調整することもできません。

 

ママがそれらを担ってくれることで

 

赤ちゃんはママのことを自分の一部であるような感覚になります。

 

 

ママは赤ちゃんの要望にこたえようとするあまりに

 

自分の主体性をほぼ放棄してしまう心の状態になります。

 

赤ちゃんのお世話に没頭して自分を捧げるような状態は

 

とても精神的に負荷のかかることです。

 

 

ここから普通の状態に回復するには

 

ママが健康でないといけません。

 

 

産後のママの体の回復、夜間の授乳による寝不足など

 

身体的な負荷がかかることは割と注目されていますが、

 

実は精神的にもずいぶん負荷がかかっていることを

 

パパには知ってほしいと思います。

 

 

 

  パパはママと赤ちゃんの緩衝材になる

 

 

ママと赤ちゃんがカプセルに入ったような

 

社会から閉ざされた状態、

 

そのあいだに入ってママの心の負担を軽くしてあげてください。

 

 

ママは「なんか自分はおかしいのでは」と感じながらも、

 

それを的確に表現することが難しいかもしれません。

 

 

「産後は大変な時期だから」と弱音を吐きにくい状況であれば

 

ますます本音を言えずにいるでしょう。

 

 

そんな時にパパはママの様子を見ながら

 

声をかけてほしいのです。

 

パパの行動がママの本音を引き出してくれるかもしれません。

 

 

パパの育児は万能にこたえられないかもしれませんが

 

それでいいのでです。

 

 

「万能でなくてもいいのかな?」

 

「育児の責任を一人で抱え込むより二人の方が楽だなぁ」

 

「育児のやり方が違うけど、まぁいっかー」

 

 

そんなふうにママに気持の余裕を持ってほしいなぁと思います。

 

 

 

パパの一言がママの心の重りを軽くしてくれる

 

きっかけになるかもしれません。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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