現在行っている「2017年 冬の募金キャンペーン」(~2018年1月31)に、聖路加国際病院 副院長 石松伸一 医師より応援メッセージを頂きました!

 

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『大切なことを思い出させてくれる場所』

1995年、「ボランティア医師 求む」というカトリック新聞の一行広告を見たことがきっかけで、20年以上無料診療所「山友会クリニック」のボランティア医師を続けています。


山友会クリニックには、保険証をお持ちでないホームレス状態にある方が多く来院されます。患者さんたちは、決して怠けて生きてきたのでありません。

 

人生の歯車が狂ってしまったことで、ホームレス状態に陥ってしまったということを患者さん達から教えてもらいました。
 

クリニックの患者さんとは一期一会です。

 

過酷な生活環境に置かれているので、次にまたお会いできるかもわからないのが現実です。持病や厳しい寒さによって、路上で亡くなる方もいます。


クリニックの患者さんたちが置かれた状況をはじめ、世の中には不条理なことがたくさんあります。

 

貧困問題というのは、不条理が積み重なり、誰かが社会からはじき出されてしまうことだと思います。

 

互いに傷つけあったり、奪い合ったりしているうちはこの問題は解決しません。

 

社会から孤立し、苦しい状況に置かれた人たちの事情をよく理解し、寄り添うことが必要なのです。


自分が誰のために、何のために医師をしているのか。

そして、一人の人間として世の中の不条理とどのように向き合って生きていくのか。

 

山友会は、そういった大切なことを思い出させてくれる場所です。

 

(聖路加国際病院 副院長・救急部部長・山友会 理事 石松伸一)

 

【2017年 冬の募金へのご協力のお願い】

ホームレス状態にある人々が、孤独さに凍える冬の夜を越えて、あたたかな人のつながりの中で春を迎えられるように。あなたのやさしさをわたしたちに託してもらえませんか。

(募金受付期間:~平成30年1月31日)

 

 

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【スタッフ募集!】

■山友会クリニック 看護師(常勤)※1名

路上生活を送る方や、経済的な問題で一般の医療機関を受診できない方などが患者さんとして主に受診される、全国的にも希少な無料診療所です。 来院された患者さんの話にじっくりと耳を傾けて、心を通じ合わせながら診療を行うことを大切にしています。募集内容の詳細はこちら→http://bit.ly/2kMwvTq

 

■ケア付き宿泊施設 山友荘 生活支援員(常勤)※1名

入居者の方々にアットホームな雰囲気で過ごして頂けるように、生活のサポートを行っています。 募集内容の詳細はこちら→採用情報

 

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【山谷スタディツアー開催中!】

山谷地域や山友会の活動についてご関心をお持ちの方を対象に、スタディツアーを開催しております。「知る」「関心を持つ」ということも、ホームレス問題を解決するひとつの方法です。皆さまのご参加、お待ちしております!詳しくはこちらから→山谷スタディツアー