体重分散に関しての記事。 | SANYO CLIMBING GYM

体重分散に関しての記事。

今朝は快晴の大阪晴れ


メチャメチャ良い天気。


春みたいコスモス


でわ早速、昨日の記事です。


昨日は、朝から晩までビジターさんの異常な数にテンヤワンヤで


嬉しい悲鳴キラキラ


レジ・シューズ採寸・貸出・マット運搬・スポッター


朝から、このサイクルを何回、繰り返したのか覚えていません・・・汗



っで。


海賊一味の着港は


爽やか海賊団どくろどーんビックリ


参謀:洋さん(懸賞金7千万ベリー・小人族)


ライダー海賊団白バイどーんビックリ


キャプテン:田島さん(懸賞金5千万ベリー)


各々の課題を二人でセッションしながら手を進めて行く作戦。


そして、”100手トラバース”へ


田島さん白バイ”の苦手パートをセッション。


っが、同じスタンス・同じホールド・身体も同じ形。


洋さんどくろ”は、しんどいながらも安定して通過する。


っが。


田島さん白バイ”は壁面から浮く。


回転が始まり、為す術なく剥がされ落下。


それは、物理的にも欠点がありました。


所謂、ムーヴのシーケンスに欠点あり。


何もかも同じ形なのに、落ちる者と安定している者の違いを図で説明したいと思います。


本日は”田島宛ての記事”で”100手トラバース”の、あるパートの話ですが


シーケンス自体はムーヴ構築の上で色々とヒントにも成り得るので


記事にしました。


でわ、説明に入ります。



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まずは、絵の左方向からトラバースで、到着。


このまま、右方向へ目指します。


(左手)完全なスローピーホールドで、矢印方向に”ガストン”で自分の外側へ


保持すると言うよりは不安定に凭れ掛かって(もたれかかって)いる持ち心地。



(右手)自分方向にしか引けない”サイドプル”のカチホールド


(右足)自分から外方向に踏み込んで押している乗り方でスタンス確保


っで、”洋さんどくろ”は”すんなり”通過するが


田島さん白バイ”は右手・右足で出来上がった軸を中心に身体の左側が扇状に開いて・・・


左手の”ガストン”が開き止めの役目を果たす事が出来ずに右手の”カチ”も保持困難になり落下。


とにかく回転が原因。


回転を止める努力より、回転が始まらない努力にスイッチしましょう!っとの事でシーケンスを説明で、実戦してもらう事に。


とにかく、回転が始まる物理的なメカニズムを



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垂壁が、垂壁って名前なだけあって地面から90度で垂直に立ちはだかる壁。


棒状の物を垂直に立たせれば、バランスが接地の一点に集中するので


なんの手助けも無く自立する。


だが、1度でも傾けば、重力の影響を受け始め


倒れれば倒れるほど、倒れる棒を支えている事すら困難になって来る。


垂直から傾けば傾くほど、倒れない為の抵抗の作業も困難になって来る


耐えきれなくなれば自然と剥がれ・落ちる。


これを垂壁に張り付いている人間で例えると


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横から見た絵です。


支点・力点・作用点の方法を使えば手が要らないくらい立ってられるのですが


このパートでは見込めない作戦ですので、この場は捨てます。


っで、この垂直から出ているが為に重力の影響を受け


回転の燃料となり、加速する。


ここで、工夫。


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この形で留まろうと思うと・・・


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左手に体重を預け・右足を踏み込み


身体の軸を対角線に引けば、余った左足で回転止めの”つっかえ棒”になるのですが・・・


絵にも書いた様に”スローピー


強い人は保持るんですが、今の”田島さん白バイ”には困難な模様。


(これから難なく保持れる様になって行くので、今だけシーケンスを守って頑張ってみましょう!)


っで、仕方無く、右手の”カチ”で身体を預かろう!って事になりました。


しかし、左手保持が流れとして合っているのにも関わらず、右手保持に頼った訳ですので


そのまま。って訳には行かない。


変えたら、変えたで、必ず他の箇所にも影響が出る。


だから、右手に保持を任せたら、その分


他の身体のパーツも落下しないシーケンスに合わせて行く作業が要る。


っで、”田島さん白バイ”と”洋さんどくろ”との違いに移ります。


洋さんどくろ”は頑張って足で突っ張っている形。


田島さん白バイ”は、頑張って手で引っ張っている。


それが、そもそもの原因だったんですね~・・・1



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でわ、この形で”田島さん白バイ”の手で預かっているバージョン。


右手のサイドプルで体重を預かった様なシーケンスだと



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単純な絵で表すと、こんな感じ。


錘(おもり)を右腕と言うロープに繋がれている。


重力の影響でブランコしようと作用する。


それが、ブランコならない様に、右足の”つっかえ棒”


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水色の場所に落ち付こうと作用。



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こんな形式に。


すると・・・


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手の長さと足の長さの頂点の錘(おもり)で手足の末端の接壁を中心軸に回転で逃げ道を逃げようとする。


そして、手の長さより、スタンスの場所の方が近い。


中心軸が、斜めになり


中心軸が倒れ、上から下へ回転速度が増す事に発展。


回転が加速する事態に。


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これでは、余った足の左足をフラッキングしても止められない力量。


ただただ、落下を待つばかり・・・


抵抗も虚しい・・・汗


ひゃ~・・・ガーン


それを”洋さんどくろ”の様に足で預かるとはてなマーク


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左方向に倒れたい影響になり


先ほどの手で預かるシーケンスと、全くの真逆方向に。


それを右手の”カチ”で倒れない様に保持る。


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これだけでも、右方向に影響する回転が弱い・抵抗し得る。


そして、手が楽チンになる様に、余った足もスメアリングで支点・力点・作用点


っと、使える様にも。


そして、スローピーな左手も回転を止める役目だけでは無く


右手の保持を分散で手助けする事も出来る様に。


そして、足を入れ替える作業も、両手で体重の殆どを預かる事も絶対に出来ない事とも思えない様になる。


っと、まあ・・・


こんな感じです。


ブログでは説明に限界がありますので、ジムでは、もっと詳しく説明させて頂いてます。


手や足の場所が同じでも体重の分散方法が間違っていれば、全く違う作用になり


「何で???」って思う事も起こるって記事でした。


皆様の手助けにでもなれれば幸いです。


それでは、皆さん


怪我の無い、楽しいクライミングライフを合格



それでは、皆様


有難うございました土下座