今日はとても良いお話をメールで頂きましたので、みなさんにも知ってほしいと掲載させて頂きました。
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で有名なファーストアドバンテージ(有)酒井とし夫さんのメールです
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靴のスペシャリスト
フェイスブックにも書きましたが、先週末にとても素敵な時間を過ごすことができたのでその時のお話です。
都内に出張した夕方、デパートに入りました。
靴売り場の前を通るとなぜか一足の靴に目を惹かれました。
その靴は私に向かってこう言った。
「連れて行ってくれよ。オレは役に立つぜ!」
だから、履いてみた。足馴染みというか履き心地がとてもいい。
気にいったので買うことにした。
その時に対応してくださった店員さんがとてもいい雰囲気をもった紳士だったので靴の手入れ法について質問してみた。
「私は家ではこういう手順で靴の手入れをしているのですが、正しいでしょうか?」
何気なく質問をするとその紳士は「お時間ありますか?」と聞く。
私が「はい」と答える。
紳士はバックヤードに消えていった。
しばらくしてその紳士は靴台、リムーバー、栄養クリーム、ポリッシュ、ブラシを持って戻ってきた。
それから、もんのすご~~~~~~~~っく丁寧に靴の手入れについて教えてくれた。
しかも、教えてくれるだけじゃなく、その手入れ法を実際に全部やってみせてくれた。
「女性のお化粧と同じで最初は汚れを取ります。」
「ほんの少し、これくらいの量でいいんです。」
「この小さなブラシで円を書くように塗りこみます。皮の目がどちらを向いているか分からないからね。ほら皮が生き返ってくるでしょ。」
手入れしてもらっている間、その紳士といろいろなことを話した。新卒でそのデパートに入社したこと、広告宣伝部に配属されバブルを経験し、会社がどんどん大きくなっていったこと。、その後メンズのカジュアルやスーツなども担当し、子どもを育て上げて定年を迎えて、好きだった靴売り場にやってきたこと。休日の夜はTVを見ながら晩酌をしてお気に入りの自分の30足の靴を丁寧に手入れすることが至福の時であること、奥さんとのこと・・・。
紳士が10年履いているそれはそれは手入れの行きとどいた重厚な靴を見せて頂いた。皮がつやつや光っている。脇には長年はき続けた勲章の裂け目が5ミリほどある。
「こちらはもう履いていないのですか?」
「いえ、今でも現役です。」
そして、さらに5年履き続けているピッカピッカの靴も見せてくれた。
こちらは5年選手だがまだ十分に若々しい。
ソールも張り替えてあるのでまるで新品のようだ。
「先端部分は2回、ソールは3回かな。張り替えました。
ソールはこのラインまできたら修理するといいですよ。
街中の修理屋さんで十分です。」
結局、その紳士は私が買った靴をリムーバーで汚れを落とし、栄養クリームを塗り、ポリッシュで磨き、さらには先端部分に水を数滴垂らしては磨き、数滴垂らしては磨きという作業を繰り返してくださいました。
その間、約1時間。
http://www.middleage.jp/mag2012/0625.html
本当にこの人は靴が好きなんだな。
ニコニコして話してくれる。
靴は生き返ったようにみずみずしさとツヤがでている。
「ふ~っ!気持ちいいっ!!生き返ったぜい。」
靴がそう言っているように思える。
陳列されていた時より数百倍魅力的になった。
「このタンの部分もちゃんと手入れするともっと皮が生き返ります。
そこはご自身で手入れしてみてくださいね。」
そう、その靴はタンの部分(甲をカバーする部分)の皮が赤い。
実はその赤が気にいって買ったのだ。
「はい」
と答える。
「またご出張の際にはぜひお立ち寄りください。」
と、名刺を頂いた。
その紳士は池袋東武百貨店5階のメンズシューズスペシャリスト・高林さん。
すっごく気持ちのいいショッピングだった。
高林さんがお見送りしてくれた。
「酒井さん、ありがとうございました。」
「高林さんのおかげでとても楽しい時間を過ごすことができました。
ありがとうございます。」
握手をして別れた。
昨日、出張から戻り、家に帰ってさっそくタンの部分を手入れした。
皮がぐんぐんと生き返ってきた。
高林さん、ありがとうっ!!
接客商売人かくありたし。
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これが本当に顧客の目線にたった商売なんですね。感動しました
