7月7日に予定している七夕会。
夕方に時間変更した為、会場を探し中。
下見させてもらった、宴会場のいい部屋は、
既に無料着付けの販売会(勉強会&パーティー)で押さえられてました。
同じ業界とはいえ、他社との交流はないので、
お客様伝いの評判でしか知らず、調べてみました。
春の講座は、4月に開講して、3ヶ月受講。
ちょうど7月が終了の勉強会&パーティーみたい。
高級ホテルの大宴会場を貸しきる資金力、
ますます興味湧いてきます。
(以下は、HPの決算短信より)
証券コード2499 日本和装ホールディングス(単位のM:百万円)
23年12月期 売上:6,538M 経常利益:328M 総資産:5,322M
22年12月期 売上:6,310M 経常利益:516M 総資産:4,966M
23年12月期の個別売上内訳 手数料:4,465M、加工料:1,392M、小物売上:112M
手数料売上で、44億円はスゴイですね。
着付け講座は無料なので、たぶん販売業者からのキックバック。
受講生の平均購入額は30~35万円らしく、
(株主総会の質問応答集より)
教室数、受講生数で計算すると、けっこう販売額に上乗せされているような。
あくまで、文化ビジネス創造企業??なので、
「教える」付加価値をつけた、キモノの販売仲介。
無料着付けやイベントを企画し、
販売委託業者に販売機会を提供する。
販売主体は、あくまで各業者であり、中立の立場で仲介し、
購入された着物の加工、納品。
(これが売上明細の加工代13億円)
個別売上原価 加工仕入:784M、小物仕入:62M
加工、小物の原価率は5~6割。
個別販売費及び一般管理費 広告宣伝費:1,151M、支払手数料:634M、給与手当:845M、支払講師料:447M、支払地代:795M他
やっぱり広告料(CM?)が11億円で飛びぬけてます。
給与を社員数で割り戻すと、平均年収6百万円。
正直、上手な仕組みを作った会社ですね。
販売業者と消費者の仲介。
中立な立場というのが難しそうですが、
無料で着付けを教えて、
キモノの世界へ入ってもらい、
販売店と結び付ける付加価値。
急速に洋装が普及し、自己の伝統文化を失いつつある日本では
求められている会社なのかも。
ただ、お客様がキモノの価値を理解してしまったら、
手数料が上乗せされてる商品を、買うだろうか?
きっと、日本和装もわかっていて、着付けを習わせたら、
次にショーやCMに出れる付加価値で「着る機会」を創出しているんでしょうね。
上場すると、投資家から資金調達ができる代わりに、
常に求められるリターン。
自分も株式投資をしているので、
色々考えてしまいます(-。-;)