6月3日の後半です。

手持ちの5万分の1地形図「水戸」を見ると、佐白山の北東に、

愛宕山山内山 2座の山名が小さな活字で記載されている。

 

愛宕山から山内山に登り、その先の「高峠」三角点まで行きたいと思い、

ネットなどで登山路を調べてみたが、良いルートに行き着けなかった。

 

ヤマップの地図を見ると「愛宕山」の南側を通り「山内山」の近くまで、

実線の道が伸びているので、この道を辿ることにしました。

 

県道61号線沿いの「セイコーマート笠間大渕店」手前から、

実線の道に入るつもりでしたが、農道で草が茂っていて歩き難そう。

結果、店の前まで来てから脇道に入り実線の道に戻る。

 

「ぶんぶくの湯」に行く道が、地図上の実線の道でした。

 

県道から案内を頼りに10分程で「ぶんぶくの湯」入口。

右の林道を奥に向かいます。

 

100mほど進んだ所にある「ふしぎの森の仲間たち工房」の前で、

車道は終わり、その先は腰丈の草藪に覆われていた。

 

ダメなら戻れば良い、思い切って草藪に突入したが、

30m程でしっかりした道に出て、拍子抜け。(笑)

 

しかしこの喜びは束の間でした、少し行ったところで、直角に左折、

明らかに方向が違うが「尾根に出るのか?」と期待しつつ進むと・・・・・

100m程行ったところで、いきなり藪に突き当り刈払いは終わった。

ここの藪は背丈以上あり、とても漕げるような密度ではなかった。

 

仕方なく左折した地点に戻り、実線の道を追うことした。

道跡と思われる溝が愛宕山の山腹を絡むよう続いていたが歩き難い、

溝から出て、藪の疎らな植林の中を溝に沿って歩く。

テープも見られたが連続したものではなく、人が歩いた形跡は消えていた。

 

愛宕山への登り口を見つけられないまま、山頂南にある鞍部まで来て、

やっと、山頂方面に向かう踏み跡が出て来た。

 

鞍部から山頂までは背丈を超す笹を踏み跡を追って潜り抜け、

愛宕山 168m 山頂に建つ社の裏に登り着く。

 

長く感じたが「ぶんぶくの湯」から25分しか経っていなかった。

緊張しながら歩いていたのだと思う(笑)

 

一寸調べてみましたが、神社名には至らなかった。

雨避けに守られた小さな社があり、大事にされていたようです。

残念ですが、今は木々の枝が屋根まで届き、周りは草だらけでした。

付近の小高い所を歩き回ったが山頂標のようなものは見当たらなかった。

 

水分とエネルギーの補給して縦走を続けます。

東方に向かってハッキリした踏み跡があったが方向が違う、

鞍部まで戻って「山内山」に向かう実線の道を辿ることにしました。

 

鞍部に戻って、疎らな笹を掻き分け進むと暫くで笹は消えて、

登山道と言える良い道になる、ほぼ水平で気持ち良く歩けた。

 

「山内山」山頂に最短と思われるところで道から離れ山頂にむかう。

 

愛宕山から25分 内山 199.9m に着く。

 

 

山頂標らしきものは見当たらず、3等三角点が置かれていた。

残念ながらここでも展望なしでした。

ここから下山しても良いと思ったが時間はたっぷりあるので、

「高峠」まで足を延ばす。

 

山頂からは、はっきりした踏み跡があり、縦走路に戻れる。

道は細くなるが、ほぼ稜線を登山道と言えるくらいの道が続きました。

 

山内山から45分、林道に出る。

 

林道を10分程歩くと峠状の所に出た。

ここが高峠と思ったが、写真の斜面を登り尾根を越えると・・・・・

 

5分で再び峠に出る、何処を高峠と言うのか分りませんでした。

写真は下山方向を見ています。

高峠三角点は、反対側背中の方の、左側にあった。

 

分り難いが、出入りした跡がある。

中に入れば踏み跡はしっかりしていて、最後はざれた道を踏ん張って、

入り口から5分で高峠三角点でした。

 

 

観測施設の脇に3等三角点 183.7mがありました。

 

展望は180度、メリハリのあるのは南方、

加波山、吾国山、一番奥は筑波山か?

切り株に腰掛け、この景色を見ながらゆっくり飯にしました。

 

 

下山は、林道に戻り 峠から 圷(あくつ)方面に下る。

ヤマップの地図では破線で表示されている道で、

状態を心配していましたが、小さな四駆なら走れそうな道が里まで続いた。

下り切ってからは出来るだけ里道を歩いて、

高峠から50分、最終処分場の手前「小屋」集落付近で県道に出た。

更に県道を1時間20分歩いて駐車場に戻る。

 

行動時間 7時間、 歩行距離 17km、 累積標高差 650m

 

5万分の1地形図に記載されている 佐白山愛宕山山内山

3座を思い描いた通りに繋げて歩けて、得した気がしています。