7月17日、猿倉から大雪渓経由で「白馬岳」を往復しました。

 

猿倉の広い駐車場から見た、杓子岳と白馬岳、コルまで登ります。

広角レンズなので感じませんが、

実際に見ると、登れるか不安になる位、高く聳えています。

 

明るくなるのを待って、猿倉荘前を4時30分に出発する。

 

歩き始めて1時間、白馬尻小屋跡に到着、

小屋は撤去され、広場になっていて一角に使用できるトイレがある。

昨日の疲れも無く、身体が軽く気分を良くする。

 

白馬尻から20分、いよいよ大雪渓に乗る。

5月に1回、夏に2回、今回で4度目の雪渓です。

 

大分登って来ました。

初めからチェーンスパイクを履きましたが、とても有効でした。

滑る心配が無く、一歩一歩確実に登れるのが良い。

 

稜線が一気に近づいた気がしますが・・・・・まだ遠い。

 

雪渓歩きを1時間、終点です。

随分と雪渓が短くなったような気がする。

以前は、8月でももっと上まで雪渓を登っていたような気がする。

 

ここからはガレ場の登山道を登ります、急登、不安定な所もある。

 

歩き始めて3時間、岩室跡の手前で枝沢を渡ります。

 

渡り終えて振り返る、標高差1000mほど登って来ました。

 

前回、雪渓を登ったのは30年ほど前になる、

記憶は定かではありませんが、この辺りまで雪渓を登って来たような?

 

葱平辺りから花畑が奇麗になってくる。

 

体力が心配です、花は帰りにして、とにかく山頂を目指します。(笑)

 

歩き始めて、3時間30分避難小屋を通過、順調です。

 

小雪渓を渡ることも無く、傾斜の緩くなった花畑に出る、

小屋が見えるがここから長く感じた。

 

歩き始めて4時間30分、頂上宿舎に着きました。

殆んど休まず、標高差1500mを登って来た、残りは200m。

先が見えた、最後の登りの前にゆっくり休んでエネルギー補給する。

 

高曇りでしたが視界は良好。

小屋の前からは八ヶ岳の右奥に「富士山」が確認できた。

先日登った、八ヶ岳の天狗岳も見えています。

 

小屋から稜線に登ると、堂々とした旭岳が姿を現す。

 

白馬岳山頂まで、残り標高差200m、もう一息です。

 

頂上宿舎から40分、猿倉から5時間30分、7度目の白馬岳山頂です。

 

山頂に鎮座する「風景指示盤」は、

小説家 新田次郎さんの処女作「強力伝」のモデルとなった、

富士山の強力、小宮正作さんが、大雪渓を担ぎ上げたものです。

 

旭岳が低くなりました。

 

南の方向、手前は下から見える頂上の角?

奥はには、杓子岳が頭を出しています。

 

北の方角、三国境、小蓮華山。

5回歩いている懐かしい山稜です、もう一度歩いても良いかな。(笑)

 

頂上に20分いました、何時まで居ても切りがありません下ります。

 

下りは、白馬山荘の上まで稜線を下って見ました。

花の多い所でした、花を撮りながら下ります。

 

杓子岳が見えた。

 

この谷を下る。

 

白馬山荘前にて、富士山も入っていたので安心しました。

 

以前幕営したときにたくさんの花を見たのを思い出し、

頂上宿舎裏手に回って見ました、時期がずれたかな?記憶と違っていた。

 

花を撮り始めたら、山頂から1時間10分かかってしまった。

小屋前のベンチで、長い下りに備え腹ごしらえをして、

気合を入れて下る。

 

雪渓上でガスに巻かれるとこうなる、

下ればいいのですが、ベンガラのマークが無いと不安になると思う。

 

頂上宿舎から2時間30分雪渓を下り切る。

下りでは、チェーンスパイクが滑り、何度か足を取られました、

爪が短いので、掛が悪いのは仕方がない、無いよりはあった方が良い。

 

白馬尻、ホッとしました。

 

山頂から4時間50分、猿倉荘に戻る。

 

行動時間 10時間45分、 歩行距離 13.8km、 累積標高差 1740m

 

標高差1700以上、体力が有るか心配でした、

ダメと思ったら引き返せば良いと思ってはいましたが、やはり気になる、

花を見に行ったはずなのに・・・・・

花に集中出来ず余裕のない山行になってしまった。

 

70歳代半ばに差し掛かったが、もう少し登って居られそうです。

次回は花にも目を向けられると思う、

5回目の大雪渓は何時になるか・・・・・?