ヒロハテンナンショウ    No. 1076  

 

                (サトイモ科 テンナンショウ属)

2023.5.27 新潟県 魚沼

 

この幅の広い大きな葉を見て、

直ぐに「ヒロハテンナンショウ」の名が浮かびました。

地元の丹沢で出会った対照的な「ホソバテンナンショウ」を調べた時に、

図鑑で見たのを覚えていた。

同定の難しいテンナンショウの仲間の中では分り易い種だと思います。

 

2023.5.27 新潟県 魚沼

 

2023.5.27 新潟県 魚沼

 

花序は葉より下につき、仏炎苞は緑色、黄緑色で光沢があり、

著しく隆起した白色の縦条がある。

舷部は卵形で先は尖る、花序付属体は緑色から黄緑色で棒状になる。

 

2023.5.27 新潟県 魚沼

 

草丈は50cmで、1個の葉がある、小葉は5~7個で葉軸は短い。

小葉の形は狭卵形、楕円形、卵形と変化があり、先は鋭突頭。

偽茎の開口部は、襟状になった波状の襞がある。

(特徴については複数の資料から抜粋しました)

 

2023.5.27 新潟県 魚沼

 

北海道西南部、本州の日本海側、九州北部に分布し、

主に山地のブナ帯に生育するそうです。

 

沢沿いの道から離れて斜面を登り傾斜が緩むとブナが出て来た、

その林床で出会いました。

この日は他にも、タイプの違う2種類のテンナンショウを撮ったが、

名前が判らないでいます。

名前探しは、歩けなくなった時の楽しみにします。

 

2023.5.27 新潟県 魚沼