2月21日、越境にはなりますが、まだ歩いたことない旧東海道の静岡側を歩きました。

 

旧東海道は箱根の関所を通り、箱根峠を超えると「西坂」と言われ三島に下ります。

元箱根に車を置いて下っても良いのですが・・・・・・(すり減った膝は下りの方がきつい)

どうせなら登る事にして山中城跡の駐車場まで行き車を置きました。

 

門の中が駐車場、道路の反対側にも、更に三島の方に少し下った所にもある。

旧東海道は門を入らず、石敷きの道を行くのですが、山中城跡からもいけますので、

見学して行くことにして、トイレの脇から登城します。

 

一昨年の台風被害の復旧作業が行われていて本来の見学コースは歩けなかった。

 

山中城と言えば、「障子堀」と言う独特な形をした空堀で知られています。

本来は、滑りやすい赤土の関東ローム層がむき出しで畝の先端は尖っていたと聞きました。

 

西の丸展望台からの富士山と愛鷹山。

 

西の丸展望台から見た風景、一番奥が本丸跡、この城には石垣は無く土塁だけの城です。

 

本丸跡から、駒形諏訪神社をとおり国道に出ました、神社の反対側が旧東海道の入り口です。

バイパスが出来て交通量が少なくなり、歩道橋を渡らなくても大丈夫・・・・・・

駐車場から来れば5分の所ですが、城跡散策に1時間が経っていました。

 

  

やっと、西坂道歩きの始まりです。

入り口の「雲助徳利の墓」 

悪者扱いされる雲助ですが、この墓には心温まるエピソードがあったようです。

 

展望はありません、この辺りの石畳は復元されたもので不自然さを感じますが・・・・・・

とても歩き易い。

 

  

入り口から20分程石畳を歩き、この階段を登ると一度国道に出ます。

 

  

歩道を5分ほど歩くと「農場前」バス停がある。

ここで国道を渡りますが、車のスピードが出ているので要注意です。

路地の奥、民家の庭先を右折、再び石畳が始まります。

 

この辺りの石畳は昔のままでしょうか、

一つ一つの石の居場所が合っていると言うか・・・・・・・温かみを感じます。

長い間大勢の人に歩かれて来た道です、でこぼこしているのですが、歩き難わけでもない。

そして、直線的に登っているのですが急な登りはありませんでした。

 

  

石畳の道が続きます。

 

農場前から40分。

接待茶屋の手前、街道から3分程入った所にある「施行平」展望地に寄りました。

富士山は見えましたが、この日は春霞で三島の町は見えませんでした。

 

  

施行平から5分で国道に出た所が、接待茶屋跡、「山中一里塚」でした。

 

  

国道の歩道を少し歩いて再び旧街道に入るのですが、

    道が崩落したため通行止めになっていた。

 

結局、接待茶屋から30分国道1号線の歩道を歩いて「箱根峠」に到着です。

 

ここからが一番緊張しました。

  

国道1号線を元箱根に向かっていくのですが、車道を何回か横断することになる、

道はカーブしているし、車のスピードは速い、駆け足で横断して、

歩道のない所は速足で通過しました。

歩道らしいもの無かったし、道標も無かった・・・・・・・・見落としたのでしょうか?

 

箱根峠から 10分 道の駅「箱根峠」の少し手前に旧街道の入り口がありホッとした。

 

神奈川県に入ると道の様子が変わる、石畳は残っていますが、刈払いもなく狭い、

杉の大木の並木が残っていて雰囲気は良いです。

 

  

国道から20分、芦川に出て石畳の道はおわります。

 

5分で、箱根駅伝ゴール前の交差点。

 

10分で箱根関所に到着、ここを終点としました。

たまたま誰もいない写真が撮れましたが、観光客はそれなりに居ました。

でも、大声でしゃべる人たちがいないのでとても静かでした・・・・・

 

箱根町港のバス停まで戻り、1時間に一本運行されている三島行きのバスで、

山中城址に戻る。

 

一部通行止めで車道歩きになったのは残念でしたが、

歩くしか手段の無かったころの道中を想像しながら楽しく歩けました。